ストⅤ。中級者と認定されるのはダイヤから。
その話を聞いて「格闘ゲームおじとしてとりあえずダイヤまでいくか」と、初めた2021年の12月頃。
義務5とか手足削ぎゲームとか柔道とかクソゲーとか様々言われているゲームだが、プロシーンを含めて格闘ゲームで鉄拳に並ぶ(鉄拳の方が人気か?)知名度と持ち上がりを見せるストⅤをやらないわけにはいかない。
丁度実装されたてのルークでやってやるぜ!、と。
格闘ゲームの経験からゴールドまではいけたが、ランクマのあまりの遅延行動の多さに心が折れて半年休眠をした。
そしておじリーグやらCPTやらSFLやらの高尚な上澄み試合で格闘ゲーマーの血が触発されて再び始動。
やっと行けた……長かった。
本当に……本当に良かった……!
なんだこのクソゲーはやってられっか!
と、思いながらも(もちろん今も思ってる)ランクマ回してやっとこさ到達。
これで俺もスト6発売まであと半年のところで中級者。
ルークのおかげで上がれた。ありがとうルーク。6でも使うからな。
強かったらな。
もっと楽に勝ちたい!と願ってベガの練習をするも、思ったより難しくて挫折して、
やはり初心に帰ろうと思い立ちリュウを触るもあまりの弱さに挫折して、
やっぱり俺は攻めたいな!ケンにしよう!とケン触ったらオカマ(引き撃ち)波動撃つ以外にやることなくて、
こうなりゃ露骨な強キャラだ!とコーディー触るも溜めゾンクの繊細さに辟易し、
俺もたまにはおっぱいでかい女性キャラにするか!とルシアを使うも、スト5に対するストレスが軽減されることはなかく挫折。
俺が帰っていったのは手元に馴染んだルーク。
もう7年も経っている格闘ゲームなので「今更ダイヤ?え?雑k」とか言われても良い。
そうだよzkだよ!でも行けたんだからとりあえずヨシ!
この記事はダイヤ行けた記念の行く過程でのウルトラゴールド~ウルトラプラチナ帯での所感と、このランク帯での個人的感想の雑記。
- 攻められないジレンマ。ハゲる頭。貯まるストレス。
- 覚えたのは棒立ちとガン歩きだった
- メンタル回復ワード「ストⅥで会おう」
- ルークを使ってちらほら意識したこと
- 中級者と呼ばれるダイヤモンド帯。そして今後。
攻められないジレンマ。ハゲる頭。貯まるストレス。
とにかく攻めてこない人が多い。
いや、それしかいないと言ってもいい。引きこもりばかり。
それなのに自分からは攻めないけど、相手の攻撃にはテキトーな置き技で濁して、何かが当たって噛み合って自分が起き攻めできるその瞬間はギンギンにおったった種牡馬の如く激しく攻撃してくる。
この緩急の激しい温度変化に風邪引きそうだった。いや、引いた。
ウルトラゴールドからは特に顕著だった。禿げそう。いや、もう剥げてた。
しかし、非常に残念ながらストリートファイターⅤは強いやつが弱いやつを一方的にボコし続けない様に!という慈悲の心から生まれたであろう格闘ゲームなので、待ち、置き技、引き撃ちといった行動が非常に強いゲーム性になっている。
スト5の待ち行動に関しては上下の歯が擦り切れるぐらいにギリギリさせて我慢するしかない。
しかし、頭では理解しているが心が拒否をしている。
なんでずっと待ってるんだよぉ……こっちは通常技空振ってるだろうよぉ……動けよう……動け!
割りと「めんどくせーなもう」と捨てゲーに近い行動をした事も多かった。
なので、俺のプレイで不快にしたプレイヤーはそこそこいらっしゃるでしょう。
でも俺は謝らない。
俺も不快だった。戦わないのだったらせめて擦るのを辞めてくれ。
何回リバサで擦られたことか。
辞めろ。辞めてくれ。起き上がり即3Fは俺に効くし、俺以外にも効く。
覚えたのは棒立ちとガン歩きだった
「つまんねぇつまんねぇ!あぁー!」
と泣き叫びながらも人は学習するもの。
攻めたい、殴り合いたい、という欲求を満たすために覚えた行動が2つ。
棒立ちとガン前歩き。
棒立ちについては獣道2でのウメハラvsときどから真似しました。
※古い動画になりまうが今見ても参考になる部分のある素晴らしい対戦動画。
溜めキャラでもなんでもないルークで棒立ちは舐めプレイ以外の理由は無いのですが、俺の心は
「来ないのだったら良いよもう。来るまで待つよ、ここで」
というただただ面倒くさいだけの一点だった。
ウメハラさんも配信で言っていますが、自分から動きにいったら不利になるゲーム設計は本当にストレス。
ゲームが動かない上に起き上がりに昇竜でもバクステでもなく小パン擦られるのは、俺ごときでは文章で説明するのは不可能なほどのドス黒くて禍々しいナニカに心が侵食される。
あとは、一時期起き攻め昇竜もやってました。
2022年でもこんなくだらないことやってるのは私です。 pic.twitter.com/lp68uwEGzv
— 阿須 (@NOZOMI_Azu) 2022年12月9日
1ラウンド選手の状況で撃ってるのでダッサイですね。
メンタル回復ワード「ストⅥで会おう」
それでもやはりストレスは溜まる。
ガイル、ファルケといった引き撃ちメインのキャラクターはもちろんのこと、アレックスやザンギ、バイソンにエドといった「君たち近づかないと何も起きないよね?」というキャラクターも待つこと待つこと。
まぁバイソンは溜めキャラなので仕方ないですが。
心が黒いナニカに侵食された時、大人しく今日はゲームを辞めるという選択肢も取ったが、
それより心の清涼剤となってくれたのは一つのワードだった。
「ストⅥで会おう」
特に負けた時。
「あー、全然攻めれないし、ダウン取ってもガード択一切取らないから何も練習にならんな」
と、腸煮えくり返ってても
「もういい。ストⅥで会おう」
と心を落ち着けました。
ストⅥについてはプロゲーマーのももちさんを始めとしたクローズドβテストの動画を上げてくれているプレイヤーが多いので是非見てみてほしい。
ストⅤはステップなので、ランのゲームに比べると強襲手段が乏しく、通常技などのリーチの短さも合ってゲームの展開を自分から進める行動が難しい(というか、弱い)。
しかし、新システムのドライブシステムは展開を早める行動が有り、自分からせめてぶっ倒せす方法をくれた可能性がある。
まだ発売前なのでこのシステムがどう落ち着くのかは未定だが、ストリートファイターの開発から
「攻めてもいいよ。このシステム使いな」
と、俺好みの慈悲を頂けそう。
「次回作は自分から攻めれる、こっちの行動を見てない人はシステムで倒せる」
と、期待して心の平穏を保っていた。
ガン待ちと小パン擦りで俺を分からせてくれた相手への負け惜しみで
「(自分から攻めれるであろう)ストⅥで会おう!(その時は絶対に分からす)」
と、心の清涼剤を胸にランクマを回していた。
ありがとう開発さん。ストⅥ期待しております。買わせて頂きます。
そして、2022年12月27日。
中級者と呼ばれるダイヤモンド帯に上がることができた。
やったぜ!!
ルークを使ってちらほら意識したこと
ルークはプロシーンでも多く選ばれているキャラであり、操作自体も簡単な方(コンボは少し慣れがいる)なので対策はされやすいと感じていたのだが、新しいキャラなおかげか今でも対応に困ってる人が多いな、と感じた。
結構ぼったくれた。ぼったくれることに気付いた。
・立中パン
リーチが長く、ガード時-2F。
基本的に反確される事はなく、またターゲットコンボの始動なので実は動き辛い技。
また、先端当てだとルークに取ってはいい距離(飛びでめくりやすい距離)にもなっているので、-2Fだが意外に攻めが継続できる。
中パン以上のボタンを置いてくる相手は飛ぶなり、中Pを遅らせて撃つなりでぼったくれる。
なんだったら面倒くさい相手には中P>中P>小パン>中P……、
とずっと擦ってた。脳が死んでると疑われるほど擦ってた。
何故か勝ってた。理由は俺も知りたい。
・VトリガーⅠ「レンジアームズ」
プロシーンでもよく見る長距離飛び道具。
全ての通常技からキャンセル可能(大足も可能)な上に、密着でガードされても反確がないため強引な攻めを展開できるし、射程が端まで届くので行動抑止にもなる。
最強トリガー。
これを近距離で撃って展開を早めて小パンを擦る。
人様を舐め腐った行動で勝ちを得ておりました。
これに関してはガチで謝ります。すいませんでした。
ぼったくってます。
・原人狩り(垂直ジャンプ大K)
グラ潰し手段の一つとして有名な起き攻めでの垂直ジャンプ攻撃。
「普通にガードされてたらしゃがみPで落ちるから弱いだろ」
と、思っていたのが意外に通った。
ウルトラプラチナでも通ったの意外だった。
空中からなら地上技の重ねのストレスに向き合わなくていいから楽なのにも気付いた。
※ダイヤからは流石に通らない人が多かったので向き合う必要はある。
もう面倒くさい相手には蝶のように飛び、蜂のようにJ大K置いてた。
ルークのJ大Kの判定の強さがエグい事にも気付いた。
J中Kばっかり使っててごめんルーク。強いJ大K持っててくれてありがとう。
・画面を見ない前歩きと大足
相手の行動が極端過ぎてもう本当に面倒と思ったときには前入れっぱした。
ずっと後ろに入れている人とか。
個人的にはあきら、さくら、ファルケあたりの人はガード即後ろ入れっぱな印象だった。
本当に触られるのが嫌そうな人。
俺の女に触るなって事?本当によくわからない。
前歩きと執拗な屈大足置いてました。
あと、プロゲーマーの真似でもしたいのが後ろ入れながらカクカクしながら後ろ下がる人も置いてました。
「あなたはウメハラではないのだ。何故プロゲーマーが中~長距離でカクカクしているのか分かってないだろう?
意味の分からない行動は辞めなさいディヤ!(大足)」
で、2回ぐらいこかすと流石に辞めて大足ガードして反撃確定入れてきます。
「よしよし学んだな?じゃぁ俺前歩くわ」
と、極端な行動二種類で戦った相手も居た。
これについては謝らない。戦え。戦わなければ生き残れない。
話は逸れるが、ストⅤを始めて感じたことは2D格闘ゲームの大足の重要性だった。
メルブラ、カプエス2、kof13とゲーム展開が早いものを好んでプレイしていたので気付き辛かったが、大足があったからこそライン下げ行動抑止が成立していたのだと感じた。
ありがとう大足。大足技キャン復活待ってるよ。
中級者と呼ばれるダイヤモンド帯。そして今後。
実績の全解除をしたいので100万FMを稼ぐまでは続けたいが、どうしてもゲーム性が好きになれないので実績解除をしたらストⅥを待つ形にしたい。
つまらないと感じつつもダイヤ帯までやれたのは、待ち、起きが強いゲーム性においても、果敢に緊張感溢れる試合を届けてくれたプロシーン。
そして、おじリーグなどのプレイヤーの盛り上げ方のおかげ。
絶対にこの人達もストⅤが本当に面白いと感じてプレイしてはいないだろうが、それでも格闘ゲーム好きな奴らが格闘ゲームを盛り上げてくれている。
プロ格闘ゲーマーや格闘ゲームおじの熱量を感じて勝手に「負けてられねぇ」という熱意を持てた。
ありがとう格闘ゲーマー。本当にありがとう!
おそらく俺と似たような理由でストⅤをやらなくなってしまったプレイヤーもいると思う。
それでもストⅤをやってほしい!などど、俺からは口が裂けても言えないが、ストⅤをやった事があるプレイヤーは是非一度はプロシーンやおじリーグを視聴してみてほしい。
そこにある熱量をきっと感じ取れる筈。
では、ストⅤで自分から動かず相手のミスだけを待っているガン待ちプレイヤーの方。
ストⅥでお会いしましょう。ドライブインパクトに怯えてください。