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【中古GPU交換】グラボをGIGABYTE 3060ti GAMING OC PRO 8G (rev. 2.0)に交換

デカい3060ti!

 以前、記事にも起こした初めての自作パソコンのグラボを交換しました。

sorehododemonai-gamer-a.hatenablog.com

 

 今回購入したのはパソコン工房の中古グラボ【GIGABYTE 3060ti】になります。

 36,000円ほどで購入しました。

※送料込みだと38,000円ぐらい

 

 新品の【Radeon RX6600XT】と最後まで悩みましたが、動画編集やゲーム配信の用途として少しでも強いパソコンが欲しいと思い、中古購入に踏み切りました。

 パソコンパーツを中古で購入するのは初めてだったので、初めての博打購入に始終ドキドキでした。

 

www.pc-koubou.jp

 パソコン工房は絞り込み検索が無くて少々探しにくいのですが、3060tiであれば価格を安い順にして検索して35,000円前後で探せばあると思います。

※2024年3月8日現在の話。

 

 今回はグラボを3060tiへ換装した感想と、中古購入に踏み切ったあれこれの記事になります。

 予算を抑えるためにグラボの中古購入を検討している方への一助となれば嬉しいです。

 

 

グラボ交換へ

 パソコンのグラボ交換に関しては、Youtubuで数多く動画が上がっているため、交換についてはざっくりにします。

 REV.3になりますが、GIGABYTEの3060tiへグラボを交換している動画があったので、交換の手順が気になる方はこちらどうぞ。

www.youtube.com

 

 

モノの確認

 

 

 届いたものを確認します。

 今回のグラボはなんと沖縄から来てくれました。パソコン工房が沖縄にも出店していたびっくりしました。

 パソコン工房の包装はプチプチで本体をカバーし、でかいプチプチ(大粒プチプチというらしい)でサンドイッチにするという、これでもかという厳重な包装で包んでくれてました。

 この包装の強度なら、運送中に投げ積みされてても耐えてくれそうな包装でした。

 ありがたいです。

 

 

グラボ本体の確認※GIGABYTE 3060ti GAMING OC PRO 8G (rev. 2.0)はLHR版?

 次にグラボの本体を確認しました。

 パソコン工房の表記では型番であろう【GV-N306TGAMING OC-8GD】の表記しかなかっため、この子のREVがいくつなのか分からなかったのですが、REV.2で来てくれました。

 お恥ずかしい事に購入した後に知ったのですが、GIGABYTEの【3060 Ti GAMING OC PRO 8G 】はrev.1~rev.3まであるみたいで、この個は中間のrev.2のようです。

 rev.のバージョン違いはよくわからないのですが、公式ページを見るとLHR版(Lite Hash Rate※Ethereumのマイニング制限の機能)はrev.3からのようです。

 が、価格.comや他のECサイトを見るとREV.2でもLHR搭載の記載があります。

 真実はどれ……?

 

 何が正しいのかはよく分かりませんが、LHR版の記載はメーカーによってばらつきが有り、またLHRは新旧バージョンもあるとのことでかなり混在しているようです。

 旧バージョンは既にプロテクトを突破されており、クラックすることでLHRの機能を消すことが可能になっているようです。

 なので、正式にLHR搭載と記載しているのは新バージョンだけなのかもしれない、という予想を建てている方もいました。

 

 この辺のグラボはマイニング落ちの可能性を捨てきれない世代なので、祈る他無いのですが、このグラボは裏表かなり身綺麗で封印シールもばっちり残っているため、ゲーミングや動画編集環境で使われていたのかもしれないと思っています。

 

 

GTX1650の取り外し

 パソコンの電源スイッチをオフにして、各種のケーブルを抜いた後にパソコンケースの側面を外し、【Gainward GeForce® GTX 1650 D6 Ghost】と久々の対面です。

※といっても、この作業の一ヶ月前にCPU取り替え時に見てますが……。

 

 グラボ高騰の時に3万ほどで買ったものですが、B4B、スト6、KOF15と、明らかにスペック不足にも関わらず頑張ってくれました。

 静音性もよく、サイズも大きくないので非常に扱いやすいグラボでした。

 本当にありがとう!お世話になりました!3060tiの保証切れた後でフリマで売ります。

 

 グラボの取り外しは、CPUに比べて圧倒的に楽です。

 パソコンケースのサイドパネルを開けた後、PCIスロットカバー(PCIスロケットカバー)のネジ類を外し、補助電源などのケーブル類を外した後に、奥に見えるツメを押し込んでロックを外して、後はゆっくり持ち上げるだけです。

 ツメのロック外しを含めて、メモリの交換と大差ないですね。

 

 

3060ti取り付け

 新しいグラボを取り付けます。

 取り付けますと行っても、ツメを開けた状態のPCIスロットにそのまま差し込むだけです。

デカイ…!

 デカイの買ったので当たり前なのですが、デカイです。

 写真から分かりにくいかもしれませんが、パソコンケースの大きさが若干心もとない形になりました。

 このパソコンケースはATX対応のケースですが、配線コードのことと、本来は付けておくべきフロントファンのことを考えると手狭です。

 カッコつけずにダブルファンのものを買っておけば良かったと若干後悔していますが、どうしても3連ファンのデカイものが欲しかったので受け入れます。

 メモリの干渉は無かったのですが、CPUクーラー【AK400】との差がギリギリなので、次にグラボを外そうと思ったらツメを外すのにドライバーが必須になりました。

 パソコンケースはもうちょっとデカイのを買おう。そういう決意した形になりました。

 

 

起動を確認

 グラボを固定し、電源を含めた配線を付け直し、起動して動作確認です。

こいつ、光るぞ…!?

 発光とケーブルに邪魔されていますが、GIGABYTEの文字が光ってビビりました。

 そんなところにライトを仕込めるとは、令和のグラボは凄いなぁと一人で感心してました。

※前のゲインワードのGTX1650も令和製です

 

 

 タスクマネージャを光って認識の確認。

 しっかり認識してくれますね。中古製品な(上に沖縄から来てる)ので、何かトラブルがあっても仕方ない部分はありますが、無事に認識してくれて何よりです。

 

 ただ、アイドル状態なのに、GPU温度が40度なのが気になる感じです。

 今回のGIGABYTE 3060ti GAMINGはセミファンレス(GPU温度が高くない時はファンが止まる)なのである程度高くなるのは仕方ないところはあります。

 で、ベンチマークやらゲームの設定やら変えた時に別の問題が発覚しました。後述します。

 

 

スト6ベンチマーク

 というわけで、今メインでやっているゲームであるストリートファイター6のベンチマークをかけています。

 ちなみに、1650の時はこちら↓

 画質設定がノーマルの段階で設定変更を推奨されています。

 以下に無理してくれていたのかが分かりますね……1650本当にありがとう!

 ちなみに、スト6はDLSSやらFSRといったアップスケーリング機能(グラボがモニターへ出力する画像生成を手伝って諸々表示して、画質を意地しつつFPSを上げるAI技術)は無いので、ネイティブ(アップスケール機能を使わない素の状態)で頑張るしかありません。

 

 そして、3060tiでかけたベンチはこちら↓

 60FPSに張り付いているわけではないのですが、画質設定ハイでもハイエストでも快適にプレイできます、と太鼓判を押されました。

 いや、本当に凄い。グラボを変えているので当たり前なのですが、パーツ一個変えただけでこの結果。思わず笑ってしまいました。

 

 余談ですが、3060tiはRTX2000番台のハイエンドグラボの一角であった2080と同等かそれ以上と言われています。

 スト6の推奨スペックがRTX2070と出ているので、3060tiは十二分のグラボになります。

 

 ちなみに、PS5は2070SUPERあたりと同等と言われいるため、3060tiはグラフィック性能だけを見るとPS5以上と見ることも出来ます。

※ゲームハードの性能はグラボだけの性能で決まることではないので、あくまでグラフィック性能だけを見た話です

 

 4000番台のSUPERが出始めた今では、3060tiはローよりのミドルといった感じだと思いますが、現行のゲームを動かす分なら問題無さそうで安心しています。

 人生初の中古グラボでドキドキでしたが、なんとか動いていてくれているので安心です。

 

 本当はグリス交換やファンの裏面の手入れをしたいのですが、パソコン工房は中古グラボでも保証を付けてくれているので、保証内は無駄にいじらずに色々と様子を見てみようと思います。

 

 

 

 

余談

この時のグラボの選び方の基準

 グラボ選びでは用途にあったものが大切だと言われますが、自分はこの意味を2つの意味で捉えていて、

 

・無為な買い物をしないための予算捻出ができているか

・自分の環境に合わせた適切なグラボを選べる知識があるか

 

 の意味合いを含めて見ています。

 

・無為な買い物をしないための予算捻出ができているか」については言葉の通りで、予算の確保ができるかどうかという話です。

 これは、元手のお金からグラボ選ぶ(3万とか4万とか5万とか)パターンです。

 無い袖は振れないため、限られた予算から選ぶのは正しいと思います。

 しかし、パソコン製品などの家電は本来の目的に沿ったものを選べなければ意味がないとも思っているため、「・自分の環境に合わせた適切なグラボを選べる知識があるか」という知識も重要だと思っています。

 

 文章に起こすと当たり前のことしか言ってませんが、自分を含めて世の中の人は意外に必要な知識が足りない人も少なくはないと思っています。

 

 

自分の場合はゲーミングと動画編集

 自分の場合ですが、今回のグラボ選びについて、絶対に外せない要素は2つで「ゲーム性能」「動画編集性能」でした。

 GTX1650は本当に素晴らしいグラボで、画質にさえ拘らなければ現行のゲームもプレイできました。

 せっかくのゲーム大剣なので画質が良いに越したことはないですが、FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームをメインにやらない自分にとっては、高FPS(フレームパーセコンド)は必要ないため、大きくは困らなかったです。

 

 しかし、動画編集性能についてはかなり苦しかったため、グラボの変更はマストでした。

 先日、Ryzen7 5700Xに変更したためFHD動画のエンコードについては改善できましたが、問題は素材の収集でした。

 

 現在自分はPS4の録画機能と、パソコンのデスクトップキャプチャを使ってゲーム画面の収集をしていますが、最近動画の画質が物足りなくなってきてしまいました。

 PS4は仕方ないとしても、パソコンのデスクトップキャプチャを使ったゲーム動画の収集は、1650で有る以上はゲームの画質が上げられないためにどうしても物足りなくなってしまいます。

 また、画質の低下を許容したとしても、デスクトップキャプチャ自体が結構な負荷になるため、キャプチャの品質を上げられないのも物足りない部分でした。

 

 つまり、動画編集機能(正確にはゲームキャプチャーの環境)の改善のために、3060tiを購入しました。

 

 今回の3060tiの購入に当たって、知識が有る方なら「お前の希望ならRTX3060、もしくは現行の4060。予算を抑えるなら6650XTの新品でも良かったんじゃないか?」と、思われる方もいると思います。

 事実その通りで、ゲーミングだけに視点を当てるならRTX3060、RTX4060、もしくはRadeon RX6600XT、RX6650XT、またはRX7600でも十分だったと思います。

 実際、今上げたラインナップは全て候補でした。

 

 2024年3月の時点での検討対象だったグラボの価格がこちら

 

Nvidiaグラボ 新品

MSI 4060 約47,000円(ソフマップ.com)
PNY 4060 約44,000円(PC-IDEA)

 

Nvidiaグラボ 中古

ELSA 3060ti 約36,000(パソコン工房)
GIGABYTE 3060ti 約36,000(パソコン工房)
MSI 3060ti VENTSX LHR 約37,000円(パソコン工房)

 

RADEONグラボ 新品

SRock 6650XT 約36,000円(pc4u)
SAPPHIRE 6700XT 約53,000円(Joshin)
ASUS 7600 約37,000円(ドスパラ)

 

Radeonグラボ 中古

6600XT 約28,000円(じゃんぱら)
MSI 6700XT 約38,000円(パソコン工房) =6700XTは3060tiよりちょい上か同等程度
SAPPHIRE 6700XT 約36,000円(じゃんぱら)

 

 予算が4万だったため、Nvidiaの新品は最後の選択肢ではあったのですが、新品でもRadeonだったら買える状況でした。

 当たり前ですが、中古グラボは予算を抑えるために中古を選ぶのであって、予算が潤沢なら迷わず新品を買ってます。

 

 色々迷ったのですが、新品ならRadeon、中古ならNvidiaにしようと決意し、3060tiを購入する前に、秋葉原へ現物売りを見に行きました。

 秋葉原に行った理由はただ単に行きたかったのと、もしかしたらネット価格以上にお手頃なのがあるかもしれない、と夢を見て行きました。

 

 

中古RTX3060tiと、新品RX6600XTで最後まで迷った

 結果的には3060tiを買ったので秋葉原探索は無駄足と言えば無駄足だったのですが、なんと、TUKUMOにRadeon 6600XTが新品で33,000円で売ってました。

 

 Radeon 6600XTはゲーミングとして人気の高いRTX3060よりコスパの良いFHDの最適解と言われており、2024年3月現在は在庫数減少のためか価格の高騰が続いているグラボです。

2024年3月8日 RX6600XT 価格コム一覧

kakaku.com

 

 少し前まで30,000円ほどで売っていたグラボですが、口コミの人気の高さもあり徐々に値上がりしていったグラボです。

 「30,000円で買えたものを40,000円で買うのも嫌だなぁ」というのもあったのですが、この価格なら6650XTの新品も視野に入るため、6600XTを新品で買うのは選択肢にありませんでした。

 

 しかし、TSUKUMOで、しかも目の前に最安値のときと似たような価格の6600XTがある……しかも新品。

 「中古にはない安心感がそこにある。俺は今日、秋葉原に来たのはこの6600XTを買うためではないか?」

 と、秋葉原ドトールで1時間ぐらい悩んでいました。

 

 

結果的には見送り、パソコン工房で中古品を購入

 今更ですが、今回はRTX1650からの乗り換えなので、6600XTだとうと、3060tiだろうと大幅な性能向上には変わりないです。

※世代が違うのもありますが、そもそもグレードも上がるため、倍以上性能が向上すると言っても過言ではないです状況です。

 

 そして、ゲームをするだけなら6600XTで(6650XTでも)十分だったのですが、ゲームキャプチャーを含めた動画編集のことを考慮すると、評判のいい3060tiにするべきだと判断しました。

 

 少し前までは動画編集グラボ=Nvidiaだったらしいですが、今現在は動画編集の麺でもNvidiaRadeonそこまで差はないらしいです。

 しかし、Radeonの動画編集がまだまだ少数派なのも事実なので、自分のような初学者はπの大きい方にするべきだとも判断しました。

 

 結果的に、中古とはいえ3060tiは動いてくれているので、今のところは中古博打には勝っている状況です。

 

 

3060tiを使ってゲーム配信も視野に

 今、自分の運用しているチャンネルで動画配信を始めました。

www.youtube.com

 

 今現在はPS4からのブロードキャストのみですが、3060tiにしたことでOBSを使った配信も視野に入りました。

RadeonでもOBSを使った配信自体は可能ですが、Nvidia製のグラボより設定項目が増えるそうです。OBSは触ったことすら無いため、安牌を選ぶためにNvidiaグラボを選んだのも理由の一つです

 

 近いうちにキャプチャーデバイスを用意して、配信もしてみようと思っています。

 

 

 

最後に

中古グラボは博打なのは変わらない

 別にグラボに限った話ではないですが、中古製品は博打要素があるのは変わり有りません。

 店売りの中古グラボならば動作保証を付けてくれている店も多いですが、保証の期間は短く、新品に比べれば故障のリスクが高いのは当然です。

※今回購入したパソコン工房は一ヶ月保証。ちなみに、中古パソコンパーツで知名度の高いじゃんぱらはだいたい一週間、パソコンワンズ、ツールオフなどは三ヶ月です。

 

 保証期間外で故障してしまうリスクは新品にだってありますが、新品の場合は一年以上の保証が付いている事が多い(モノによっては2年以上)ため、この期間の差は大きいと思います。

 

 少なくとも一年間故障が無いということは、一年以上で故障してしまうのは使っている環境も関わってくるため、製品のせいだけではない可能性もあります。

 中古は博打、それを考慮して選ぶようにしましょう。

 

 ただ、中古が絶対ダメ、というのは個人的には賛同しかねます。

 発売が4年以上経って経験劣化の恐れが高いものや、2000番のグラボなどはマイニング落ちのリスクもあるため、避けるのが無難なのは確かですが、LHR版のグラボを選ぶなり、比較的最近のグラボを選ぶなりすれば、予算を抑えて高性能な製品を使えるようになるのも確かです。

 予算は限られているが、新しいことに挑戦するために高い性能のものが必要というのもとても理解できるため、思い切って選んでみるのも間違いではない選択肢だと思います。

 

 自分が中古グラボ選びに参考にさせてもらったYoutubeチャンネル「にわか犬究室」さんは、中古グラボの選び方で非常に参考にさせてもらいました。

 中古グラボに迷っている方は是非、一度御覧ください。

www.youtube.com