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【スト6】モダン春麗 基本技・必殺技解説+基礎コンボ

 ストⅡの頃より変わらず参戦し続ける女性格闘家【春麗(チュンリー)】のモダンスタイルでの解説記事。

 飛び道具、対空技、突進技と格闘ゲーム3種の人気を持つが、スタンダードキャラという位置付けではなく、春麗独自の戦い方で相手を制圧するキャラクター。

 モダン春麗プロストリーマーの格闘ゲーマー【ハイタニ】さんが2024年のEVOにて結果を残したことも記録に新しい。

 

 独特な動きをするキャラクターのため動かせるようになるまでに時間のかかるキャラクターだが、モダンスタイルにより多少は動かしやすくなっている。

 対空無敵の天昇脚や、溜め技の気功拳がワンボタンで出せる使いやすさと、戦術上のメリットは大きい。

 またSA各種に無敵が付いているため、モダンの共通戦術ではあるがバーンアウト時でも窮屈さを感じさせないのは使っていて面白い部分になっている。

 扱いが難しいキャラにもかかわらずプレイヤー分母が多いため、参考になる動画に困らない情報面でのメリットも持つ。

 

 しかし、モダンになったことで削られている攻撃パーツが多く、また設定されているワンボタン必殺技も違和感がある組み合わせのため、攻略が深まってくると物足りなくなってしまうことも多いと思われる。

 自分はクラシック春麗を経由してモダン春麗を触り始めたが、思ったより前に行けない窮屈さを感じてしまった。

 

 そんなモダン春麗に違和感を覚えるプレイヤーからの攻略記事。

 

 

 

コマンドについて

 コマンドはテンキー表記で記載。

※5をレバーニュートラル(何も動いていない状態)と仮定して、番号が方向キーの表示

例:前弱P=6弱(もしくは小)P 
  前中K=6中K
  後強K=4強(もしくは大)K

 

 スト6の公式ページにムービー付きの解説があるため、動きモーションを見たいプレイヤーは公式サイトを覗くことをオススメ。

 もちろん、ゲームの中でもコマンドリストから閲覧可能。

https://www.streetfighter.com/6/ja-jp/character/chunli/movelist

 

 

モダン操作の説明(ラシード)

 PS4純正コントローラー操作にて、ゲーム内のデフォルト設定を基準に紹介。

 まず、従来の6ボタンあった攻撃ボタンは弱・中・強の3種類+必殺技(SP)ボタンの合計4個のボタンになる。

※しゃがみや空中などを含めると攻撃種類は多いが、クラシック操作よりかは減っている。これがモダンの長所であり、短所でも有る部分。

 

 モダン操作の通常攻撃は立・しゃがみの攻撃があるが、アシストボタン+攻撃ボタンによる通常技も搭載されている。

 アシスト◯(弱・中・強)攻撃は立・しゃがみの概念はないため立っていてもしゃがんでいても同じ通常技が出る。

 また、アシストボタンは連打によって規定のコンボを出すことが可能。

 

 必殺技は必殺技(SP)の簡易入力と、コマンド入力する正規入力が存在する。

 簡易入力の方は俗に言うワンボタン必殺技となっており、SPボタンを使った必殺技はダメージが80%に抑えられるペナルティを受ける。

※例えば、1,000ダメージの必殺技は800ダメージになる。

 SP攻撃はN+SPボタン、6+SPボタン、2+SPボタン、4+SPボタンで別々の技が設定されており、どの割り当てにどの必殺技が当てられるかはキャラごとに異なる。

 また、アシストボタン+SPボタンでOD必殺技を出すことが可能。

 そして、レバー入力+SPボタン+強攻撃ボタンでSA(超必殺技)を出すことが可能。ワンボタン超必殺技と呼ばれる。こちらもペナルティを受ける。

 

 

通常技・特殊技

5弱

 発生4F。リーチが非常に長い上に連キャンもかかるため、密着から三発刻めるかなり強い小パン。プロゲーマーも絶賛する強技になっている。

 ここからアシスト弱に繋げることが可能な上に、ドライブラッシュをかけてコンボを伸ばすことも可能になっている。

 

 かなり便利な技でヒット時は+5Fと大きな有利が取れるため5中などに繋げられるが、ガード時は-3Fと少々大きな不利になっているピーキーな技。

 5弱をガードされた場合、攻めを継続しにくい点に注意。

 

 

2弱

 初段発生4F。二段目発生4F。

 2弱一回だと小足で下段攻撃。二回目以上は小パンになるしゃがみ小技。

 この仕様はリュウ・ケン・ルークと一緒。

 しかし、春麗リュウ・ケン・ルークと違い、一段目の小足の段階で技キャンセルがかかる。

 また、初段から5弱に繋げることが可能。

 発生も4Fも早いので暴れにも使えるが、暴れには小パンの方が何かと便利。

 

 残念ながら下段二回は刻めないため、ワンガード後ろ下がりへの回答にはならない。

 小足だけでの連打で良かった気もするが、どうして小パンに繋げてしまったのだろうか?

 

 

アシスト弱

 発生5F。5弱よりリーチが長い春麗立ち小足。

 5弱から繋がるのでコンボパーツとして優秀な上、ここから中百裂脚も繋がるのでSA3も狙える。クラシックルークの5弱K並に優秀な技になっている。

 もちろんドライブラッシュでコンボを伸ばすことも可能。

 置きや暴れで使う用途もあるので頼りになる。

 

 

アシスト弱コンボ【5弱K>弱百裂脚】

 立小足から弱百烈脚を繰り出すコンボ。

 5弱Pから繋げられるので便利だが、5弱Kからは中百裂脚が繋がるため残念ながら使わない。

 どうして弱百裂脚なのかが不明……中百裂脚なら使い道は確かにあった。

 百裂脚は弱版も中版もガードされると反撃確定のため、入れ込み技としては使わない。

 つまりヒット確認をして使うはずなので、そうであるならアシスト弱初段から中百裂脚に繋げたほうが良い。

 

 

5中

 発生5F。リーチは見た目通りなので主に密着での固めなどに使う。技キャン可能。

 発生5Fという数字はケンの5中Pや、ジュリの5中K初段などと同様の数字だが、春麗の5中はガードされていても+1Fが取れるため攻めが継続する。

 めちゃくちゃ破格な性能になっているため、起き攻めや空中攻撃からは基本的に5中を使っていこう。

 ヒット時は2中Pなどに繋げる事が可能。

 

 

2中

 発生7F。スト5とは回転させる方向が逆だが、モーションもコンパクトのためかなり使いやすい中足。

 牽制で使う場合はガードされると-6Fと大きな隙のため、ドライブラッシュなどの後隙のカバーを考えて使いたい。

 5弱のカウンターから繋げられるので、咄嗟に出すのに頼りになる足になっている。

 主要牽制ではないが、後ろ歩きを咎めるために使うことが多い。しっかりと所感を覚えて使いたい技。

 ドライブラッシュはまずはこの中足から仕込めるようになろう。

 

 余談だが、かなりお尻の描写に気合が入っているように見受けられるので、開発の中にとても紳士な方がいるのは間違いない。

 

 

6 or 4中 追突拳

発生7F。恐らく春麗で一番嫌われている技で、春麗が嫌われる理由NO.1の技。

 発生の速さとリーチの長さがとても優秀で、この技で詰め寄って来られるだけでかなり困るプレイヤーも多いだろう。

 一応ガードされると-2Fなのだが、展開が早くなりガチなので切り返すのは難しい技の一つ。

 差し込み、差し返しに使っていける性能のほか、凄く頑張ればヒット確認も可能になっている。

 もちろん技キャン可能のため、インパクトへも対応できるし、ドライブラッシュもかけられる。

 

 入力が前入力、もしくは後ろ入力と少々特殊なため、5中Pを使いたい時に漏れないように注意。

 ガードからの切り返しで使う時に6入力で出してしまうと気功拳が漏れるため、ガードから出す場合は後ろ入力で出そう。

 後ろ入力を維持して出せば、気功拳へのキャンセルが可能。

 

 

アシスト中

 発生6F。春麗のしゃがみ正拳突き。技キャン可能。

 振りやすい技だがガードされると-2Fのため攻めは継続しない。

 5中の後のコンボパーツで使うことが多い。

 春麗の主要牽制は追突拳があるため、この技をメインの牽制で使うことは稀だが、拳の先に喰らい判定が無いようなので、ブランカのローリングやホンダの頭突きなどを一方的に潰すときもある優秀な牽制技。

 

 

アシスト中コンボ『2中P>OD百裂脚>SA2>J中P>空中百裂脚』

 本当に使わない。

 通常技にOD百烈脚を仕込み事自体はあるし、SA2を入れることもあるが、アシスト中から狙うのは稀。

※大体は下段の2中や追突拳(4 or 6中)から。また、SA2の後のコンボもかなりテキトー。

 モダン春麗はコンボでしか使わないJ中Pが見えるので、【SA2のジャンプの後にディレイをかければクラシック春麗と同じ端コンボができるんじゃないか?】と思ったプレイヤーもいるだろう。私がそうでした。

 ディレイかけるとJ中K(モダンのJ中)になります。カプコンさんどうしてぇ……。

 100歩譲ってこのコンボを選んだ際のダメージ効率は良いので、フルコンをまだ覚えていない初心者プレイヤー向けではあるかもしれないが……使わなくなるのは間違いない。

 

 

5強

 発生13F。伝統のスーパー横伸びパンチ。

 歴代で技キャンが不可の技だが、今回は行雲流水(構え※後述)にキャンセルがかかるようになった。

 現状全キャラ中トップクラスで攻撃リーチが長い上に、ヒット時にちゃんと+2Fが取れる技。

 技キャンがかからないのでドライブインパクトに無力。そのため、気楽に振っていける技ではなくなったが、このリーチの長さが相手に窮屈さを強いているのは間違いない。

 この技を恐れてくれないと前歩きやドライブラッシュが通らないため、使うポイントは模索して使っていこう。

 

 

2強

 発生11F(二段目は23F)。上でをくるくる回しながら二回攻撃する二段技。

 上を攻撃しているが対空には少々使い難い。

 だが、技キャンがかかる二段技なのでヒット確認をしつつコンボが伸ばせる攻撃になっている。

 また、技キャンがかかる大振りな技にも関わらず、ガードされて-3Fで済む偉い技。

 二段攻撃ということもあって攻撃時間が長く、ここから構えて中段などの選択肢もあるため、攻めのパーツの一つして使えるようになろう。

 

 

3強K

 発生9F。いつものゲンキック。少しだけ前に進むため見た目よりはリーチがある。

 足払いの中では発生は早い方で、不利フレームも-7Fのため、相手が慣れていないと反撃を貰い難くはなっている。

 が、リーチが2中Kと同じ(気持ちこっちの方が広い)ぐらいなので、この技を使ってリスクを増やすぐらいなら2中Kを振った方が楽だと思う場面が多い。

 

 

4強『発剄』

 発生8F。伝統の「テェイ!」。「ハッケイ」という言葉を浸透させた技(なのは間違いない、と思う、かもしれない)。

 過去作に比べるとかなり使い勝手の良さは落ちたが、コンボパーツ、暴れ潰しと依然優秀。格闘ゲームの両手は強い。

 主に強百裂脚に繋ぐためのコンボパーツとして使うが、この技から行雲雲水(構え)弱Kに繋げられるため、ODスピバにも繋げられる。

 相手の無敵技をガードした後の反撃パーツとしても使うので、痛いコンボを入れる時は4強(発剄)を使うと覚えておこう。

 

 

6強K『翼旋脚』

 発生16F。飛び蹴り。リターンのある牽制技として使う。3rdでこの技に泣きを見たプレイヤーも多いと思われる。

 ガードされると-4Fと大きな隙だが、パニッシュカウンター時に膝崩れダウンとなるため、大きなリターンが得られるピーキーな技。

 露骨な置き攻撃に対するカウンターとして使っていくことが多く、この技でパニカンを取れれば、春麗に対して下手な置き攻撃をしようという気にはならないはず。

 先端で当てられるように使おう。

 

 

アシスト強

 2強と同様。

 

 

アシスト強コンボ『2強P>構え強K>SA3』

 何このコンボ?

 とボヤかざるを得ない内容のコンボ。

 一応、ドライブインパクトのカウンターなど、反撃確定コンボとしてアシスト強二段目までの打ち上げは使う事がある。

 が、出し切ることはほぼ無いだろう。

※強攻撃からの反確フルコンボなら、4強>強百裂脚>SA3の入力頑張ったほうが良い。

 全く使えないとまでは言わないけど、まあ使わない、というなんとも言えないコンボになっている。

 

 

J弱

 発生4F。見た目通り斜めへ攻撃する空中弱攻撃。

 これで飛び込むことはまずないが、攻撃発生が早いため後ろジャンプと一緒に出して逃げる春麗はよく見る。

 空対空を絶対に勝ちたい時に。

 

 

J中

 発生6F。道着キャラ同様にめくり判定のある春麗式ライダーキック。

 春麗は自分から積極的に飛ぶキャラではないが、今作はドライブラッシュやドライブインパクトなどハチャメチャが押し寄せてくる事が多いため、飛ぶ事もそれなりに必要になっているためか、かなり使いやすい空中中足になっている。

 対戦していれば自分から飛ぶ必要が出てくると思うので、飛び込む際はまずはこの技から飛び込もう。

 

 

J2中『鷹爪脚』

 発生3F。空中攻撃だが上段属性。

 主にコンボで使用する空中攻撃でヒット・ガード問わず相手を踏みつけた時にもう一度飛び上がる技になっており、全部で3回まで入力できる。

 飛び上がった後に他の空中攻撃へ繋ぐこともできる。

 もちろん、飛び上がって後に何もしないですかし下段なども狙えるため、かなり早い展開を相手に強いることが可能。

 詐欺飛び(安全飛び)での起き攻めに使う事もあるが、最初はコンボで覚えて所感を掴もう。

クラシック春麗の絵で申し訳ないが、モダン春麗でも同じことはできる



J強

 発生8F。空中大攻撃の中ではかなり発生が早い攻撃。

 真正面の的に飛び込む際はこれ。

 

 

垂直J強

 発生8F。ジュリと同じ様な垂直ジャンプ強攻撃。後ろにもちゃんと判定があるため、自分の下を潜ろうとする不届き者へも対処できる。

 ジュリもそうだが、恐らく原人狩り(グラップを垂直ジャンプで狩ること)をし難くするために付けられているモーションだと思われる。

 春麗もジュリも歩き気が早いので地上の投げの圧が強い、その代償かもしれない。

 モーションが大きいので違和感があるかもしれないが、攻撃発生は8Fと通常のJ強と一緒なので、フルコン始動はこの技からでも問題ない。

 

 

空中投げ

 地上投げと同様で発生5F。春麗の対空行動の一つ。前にのみ投げることが可能。

 天昇脚だと撃ち落とし難い距離で使う。

 画面端に追い詰めてる時の対空で使えると端を維持できるためオススメ。

 ただし、地上投げ同様で投げた後の有利は10Fと少ししかないため、起き攻めはシビアに詰めていこう。

 

 

行雲流水 214+攻撃ボタン ※当ブログでは『構え』として表記

 コマンド入力が必要だが扱いは特殊技。しゃがみこんだ後に翼を広げて威嚇する鳥のような構えに移行する。フォームチェンジ。通称【構え】。

 構えのフォームはこのフォームしかないため、「春麗の構えから~」などの言い方で通じる。技名の読み方は行雲流水(こううんりゅうすい)。※多分……。

 構えからは各種のボタンに応じて様々な攻撃が行える。

 構えてから一定時間立つと構えを解除する他、構え派生からの攻撃の後にも追加でボタンを押さなければ構えを解除する。

 ボタン入力を行い続けている間は構え状態が維持されているので、構え弱Kなどからちょっとずつ前に進むこともできる(特にメリットは無いが)。

 また、ゲーム内の表記にはないが構えコマンド入力後にもう一度コマンドを入力すると構えを解除する。

 

 構え行動へは本来キャンセルのかからない5強、3強、6強からキャンセルして出すことができ、主にコンボの中継技として活用する。

 最大の特徴として構え中に出した攻撃からの必殺技は溜め時間が要らない仕様になっている。

 例えば、4強>行雲流水(構え)>前突(構え弱派生)>気功拳(4タメ6P)のコンボがあるが、気功拳のタメが必要ないため、前突から46Pの入力で気功拳が出すことができる。

 もちろんスピニングバードキックも出せる。

 この構えを経由したコンボは必殺技のタメが要らないと覚えよう。

 立ち回りで使うこともあるが、まずはコンボで使って所感を掴もう。

 

 

構え弱『前突』

 発生8F。下段攻撃。

 モーションは可愛いが性能がガチで、主に4強から繋げてコンボを伸ばす。

 この技から中スピバに繋げられる上、ドライブラッシュからコンボも伸ばせる。

 一番使うことになる派生技になると思うので、4強からスムーズに出せるように練習しよう。

 

 

構え中『仙風』

 発生10F。発生は遅いがダメージは800と強攻撃並にダメージの高い派生技。

 モダン春麗ではノーマルヒットでは通常攻撃から繋ぐ方法がないため、反撃や空中コンボなど一部の状況で使うことがあるフルコンパーツ。

 最大コンボのレシピで使うのでコンボと一緒に覚えよう。

 

 

構え強K『天空脚』

 発生8F。対空っぽい見た目だが用途はコンボパーツ。

 アシスト強でも採用されている打ち上げパーツ。ヒット時にジャンプキャンセルが可能でコンボを伸ばすことが可能なので、エリアルコンボにいきたい際に使う。

 立ち回りでは使わないのでコンボと一緒に覚えよう。

 

 

必殺技

N+SP 百裂脚 ※正規入力有り 236+攻撃ボタン

 格闘ゲームをやらないゲーマーでも一度は見たことがあるであろう多段キックの必殺技。ストⅣまでボタン連打技であったが、ストⅤから波動拳コマンド入力に変更された。

 発生は弱版・OD版が8F、中版が14F、強版が23F。

 ワンボタン版は中百裂脚になっている。(なぜ強版ではないのかは不明)

 

 弱と中は完全にコンボパーツ。ガードされると-8Fと反撃確定なので立ち回りや、連携の締めには使えない。

 強版は発生が遅いがガード時に-3Fなので、一応連携の締めには使える。ただ、発生の遅さから割り込まれやすい。

 OD版は6+SPボタン(もしくはボタン2つ以上同時押し)の追加入力で追撃があり、ダウンを奪える。

 ヒット確認はかなり用意のため、追撃を出すかどうかの判断もしやすい。

 このOD版の性能がガチであり、発生が8Fにも関わらずガード時に-3Fなので立ち回りの強襲でも使っていける技になっている。

 もちろん、OD技なのでSA2・SA3にもキャンセル可能。

 通常百裂脚はコンボパーツに、OD版は差し込みや強襲に使えると覚えておこう。

 

 

空中SP 空中百裂脚 ※正規入力有り 空中236+攻撃ボタン

 空中で放つ百裂脚。ボタン強度によって発生が変わり、ヒット数も増える。

 前ジャンプと垂直ジャンプから出すことが可能。

 ワンボタン版は弱百裂脚になっている。

 

 モダン春麗ではエリアルのフルコンパーツとして使うことが多い。

 キャミィのキャノンストライク同様に相手の起き攻めの投げに対して前ジャンプ>即百裂脚でパニッシュカウンターを取り、そこからコンボを繋げるク◯技として今かなりヘイトを集めている技。

 使い所は限られているが確かに強い攻撃なので、コンボの習得が終わった後に、起き上がりの攻防のパーツとして覚えていこう。

 

 

6+SP 天昇脚 ※正規入力有り 22+攻撃ボタン

 回転蹴りをしながら飛び上がる春麗昇龍拳。コマンドが22と独特。ストリート・ファイターでは珍しいが、格闘ゲーム全体で見ればちらほら使われているコマンド。

 発生が弱版が5F、中版が7F、強版が9F、OD版が6F

 ワンボタン版は強版天昇脚となっている。

 

 1F目から対空無敵が付いているため、ちゃんと対空手段として使える。

 OD版は完全無敵が付与されるのでぶっパナしとしても使っていける。

 今作の春麗は基本的にはこの技で対空を取りたい。

 

 コマンドの性質上、昇竜拳と違いしゃがみながら出すことができない(下入力の後に一度立ち状態を経由しないといけない)ため、コマンドの割にはシビアな対空技になっている。

 また、一番発生の早い弱版はほとんど目の前にしか攻撃範囲がなく、強天昇脚だと発生9Fと遅めのため早い反応が求められる。

 ワンボタンで出せるメリット活かして強版で対空を取りたいが、発生が9Fと少々遅めのため、シビアな位置での対空は弱版天昇脚を求められる。

 弱版も咄嗟に出せるようにコマンド入力で出せるように練習をオススメ。

 

 ただの愚痴だが、ワンボタン版を中版にしてくれると歩きながらの対空もしやすくなるので、今からでも遅くないから入れ替えをして欲しい技。

 

 

2+SP 覇山蹴 ※正規入力無し

 飛び上がって足を叩きつける中段の突進技。

 正規入力が存在しないため、モダン春麗が使えるのは中版とOD版のみ。

 発生は27F、OD版が26F。

 浮き上がっているので飛び道具を飛び越すこと使い方もできる。OD版は飛び道具無敵がついている。

 中段攻撃なので発生が遅く、喰らい判定が大きいため暴れに弱い。被弾するとフォースダウンのために気楽に使うことはできないが、ガードされても反撃確定が限られているので崩しのアクセントとしか使うことができる。

 ノーマル版はカウンターを取れると+4Fのため弱攻撃からコンボにいける。パニカン時は+6Fのため、アシスト中攻撃からコンボにいける。

 OD版はヒット時に浮き上がるため、天昇脚などで追撃が可能になっている。

 連携の入れ込み技として使う際や、崩し、弾抜けで使う際はカウンター確認をしっかり行いたい。

 

 ダイヤモンド帯以下では猛威を奮っている初心者パーツなのでぼったくり技としても使っていける。

 最終的には崩しではなく弾抜けなど明確な対策として使うが、この技を警戒してくれないと読み合いが回らないため、知らない相手には沢山使ってぼったくろう。

 

 

4+SP 気功拳 ※正規入力有り 4タメ6+攻撃ボタン

 代名詞である春麗の飛び道具。

 ソニック同様で溜めが必要な飛び道具なので咄嗟には撃てないが、出てしまえばかなり強い飛び道具になっている。

 OD版以外は画面の途中で消えてしまうが、この仕様が気功拳の回転率を上げられる要因になっている。

 ボタン強度によって発生・弾速が大きく変わるため、各ボタンで使う用途を分けやすい良い性能をしている。

 発生は弱版が15F、中版が12F、強版・OD版が11F。溜め時間はソニック同様45F。

 ワンボタン版は強気功拳が当てられている。

 モダンガイル同様に後ろ入れっぱにしながら気功拳を撃てるため、かなり早い回転率で繰り出すことが可能になっている。

※気功拳の距離が限られているため、ガイルほど露骨なことはできないが。

 

 ボタン強度が上がると共に弾速が向上するが、相手まで飛ぶ距離が減る。

 と、共に、全体硬直も短くなる仕様になっている。

 特に強版は発生の速さも魅力だが、全体硬直が少なくなっているため隙が少なくなっている。近い距離での気功拳は強さはガチ。是非使っていこう。

 OD版は懐かしいポーズと共に両手で気功拳を放つ。

 弾速も発生も早く、ケンのOD波動拳同様に相手が吹き飛ばないため、相手の通常版飛び道具と噛み合うと、ドライブラッシュからコンボを伸ばすことが可能になっている。

 発生が11Fと早いため、ガイルのODソニックのように切り返しに使うこともある。

 春麗はODスピバやドライブラッシュなど、ドライブゲージを他に回したいものが多いのでOD気功拳の乱用はオススメしないが、それでもいざという時は頼りになるOD技なのは間違いないので覚えておきたい。

 

 また、ワンボタンで出す場合は溜めが間に合っていないとN+SPに割り当てられている百裂脚が出てしまうため、溜め時間の確保はしっかりと行いたい。

 

 

スピニングバードキック 2タメ8+攻撃ボタン ※正規入力のみ

 物理法則を無視した突進回転攻撃。チュンリーコプター。

 シュールな技だがスト2の頃からこのモーションなのでもはや歴史がある。

 発生は弱版が9F、中版・OD版が16F、強版が21F。

 弱版は弱攻撃から、中版・OD版は中攻撃から、強版は強攻撃から繋がる。

 ガードされればもちろん反確なので立ち回りで使うことはない。

 

 気功拳や他の溜め技と違い溜め時間が30Fとかなり短いので、小技二回からコンボで使うことが可能。

 更にOD版はヒット後に浮くため、コンボを伸ばすことが可能になっている。

 当てた強度により有利時間が変わるため、起き攻めの仕方は個々に覚える必要がある。コンボでしか使わないので、所感はコンボと一緒に覚えよう。

 

 

 

超必殺技 Super Arts

SA1 Nor6+S+SP 気功掌 236236+弱 ※空中版有り


 発生7F。目の前にエネルギーボールを発生させる飛び道具系のSA。打撃と投げの無敵がついているのでパナしにも使える。

 切り返しに使う他、発生7Fの速さが便利なのでコンボの締めにもよく使う。

 モダンの場合はワンボタンで出せる事を活かし、様々な切り返し場面に使いやすいSAになっている。

 

 空中版が存在し、J2中を使ったエリアルから最大コンボパーツとして使うことがある。

 特にモダン春麗はクラシック春麗より詐欺飛び(安全飛び)にいけるルートが限られるため、使用頻度は低くない。

 

 

 

SA2 鳳翼扇 4+S+SP 236236+中

 ストⅢ 3rdではクソ技の代名詞として有名な超必殺技。スト6ではSA2として実装。

 発生11F。他のSA2に比べると発生が遅く、ダメージも低いが、その分長い移動距離と無敵時間を誇る突進技になっている。無敵時間はSA3よりも長い。

 様々な場面でのコンボパーツとして使える他、ぶっパナし、切り返し、差し込み、差し返し、弾抜け、と非常に用途が多い頼れる技になっている。

 モダンではワンボタンで出せることにより弾抜けのしやすいさが段違いに高い。

 通称「誰の前で弾を打っているんだ?」

 

 ヒット後にジャンプキャンセルが可能で、J2中を使ってコンボダメージを伸ばせることができる。ダメージの低さはこれが理由。

 最初は難しいと思うが慣れれば安定するので、しっかりコンボ練習をして実戦で決めよう。

 

 

SA3  2+S+SP 蒼天乱華 214214+強

 発生8F春麗ロック系乱舞。初段で回転蹴りを放ち、ロック演出に入って追撃する大技。

 ガードの上からでも蹴ってから二回殴るまで行うが、ロック演出に入るのは最初の蹴りのみ。

 発生8Fの速さがかなり優秀で、強百裂脚やODスピバの後などノーキャンで繋ぐことができるのでコンボの締めとして非常に便利。

 ワンボタン版で出すとダメージの低下が勿体ない場面もあるが、発生8Fの速さ活かして割り込みにも使うことができる。

 せっかくワンボタンで出せる高性能超必殺技なので、ぶっパナしで使うよりかは相手の行動に対して明確に差し込んでいきたい。

 

 

基礎コンボ 

 春麗は独特なコンボが多いので難しい方のキャラだと言われているが、モダン操作によって使うパーツが限られているので、クラシック春麗よりかは馴染みやすいと思われる。

 ただし、代わりに中段攻撃による崩しや鶴脚落といっためくり技を失っているため、捕まえた時の起き攻めのプレッシャーが大きく減っている。

 そのため、一度のコンボで可能な限り大きなダメージを出して立ち回りに圧を出していきたい。

 

 

5弱>5弱>弱百裂脚(236弱) or 【OD百裂脚(アシストボタン+N+SP)>追加入力6SP】

 小技の基本。

 慣れてきたらアシスト弱から中百裂脚を使ってほしいが、まずは小技から弱百裂脚をしっかり繋げよう。

 ダウンが欲しい場合と必殺技を入れ込みたい場合、もしくはSA2まで繋げたい場合はOD百裂脚を使おう。

 

5弱>5弱>アシスト弱>中百裂脚(N+SP or 236中) or【OD百裂脚(アシストボタン+N+SP)>追加入力6SP】

 立ち小パンである5弱からの基本。

 可能なら最後の中百裂脚はワンボタンではなくコマンド出してしっかりダメージを稼ぎたい。

 

 

2弱>5弱P>アシスト弱>中百裂脚(N+SP or 236中) or【OD百裂脚(アシストボタン+N+SP)>追加入力6SP】

 2弱から5弱を繋げてアシスト弱まで入れる小技の基本形。

 ドライブラッシュコンボも見越せる。

 

 

2弱×2>弱スピニングバードキック(2タメ8弱)

 小足小パンからのスピバ。狙う機会は多くないが、弱スピバはダウンが取れるので起き攻めが付く。

 

 

5弱>5中>アシスト中>中スピニングバードキック(2タメ8中) or 【ODスピニングバードキック(2タメ8ボタン2個)>強天昇脚(22強)】

 密着始動で弱攻撃から中攻撃を繋げるコンボ。

 5弱がガードされると-3Fと隙が大きいため、ガードの上から狙うコンボではないため出番は少ないが、5弱から5中が繋がることはいうことは覚えておきたい。

 

 

5中>アシスト中>中スピニングバードキック(2タメ8中) or 【ODスピニングバードキック(2タメ8ボタン2個)>強天昇脚(22強)】

 上のコンボの5弱始動を省いただけのコンボ。まずはこの形で起き攻めを狙えるように練習しよう。

 ダウンから起き攻めを狙う場合は中スピバ、ゲージを使って火力を伸ばしたい場合はODスピバからコンボを伸ばそう。

 

 

5中>アシスト中>ODスピニングバードキック(2タメ8ボタン2個)>各種SA

 ODスピバからは各種SAが入るためダメージアップ。

 SA2を入れる場合はエリアルまでしっかり入れよう。

 

 

(画面端)5中>アシスト中>ODスピニングバードキック(2タメ8ボタン2個)>弱百裂脚(236弱)>強天昇脚(22強) or SA1 or SA3

 上のコンボの画面端版。弱百烈脚を挟んでダメージアップ。

 強天昇脚の他にSA1とSA3も入るため、リーサルを見逃さないようにしよう。

 

 

4強>構え弱(214攻撃ボタン→弱)>中スピニングバードキック(2タメ8ボタン中)

 4強から構え弱でコンボを伸ばす。

 このコンボだけ使うことはないが、ドライブラッシュコンボで同じ形のものを挟むので、4強から構え攻撃はスムーズに出せるようにしておこう。

 

 

アシスト強2段(打ち上げまで)>J2中K×2>空中強百裂脚(空中236強)

 反撃確定コンボの一つ。

 他にはJ2中Kを三段出し切った後にSA1のコンボを使ったダメージアップもある。

 

 

 

ドライブインパクトコンボ

(画面端)ドライブインパクトヒットorガード>4強>強百裂脚(236強)>強天昇脚(22強)

 端のドライブインパクトの基本。

 強天昇脚の代わりに各種SAでダメージアップも狙えるため、とりあえず4強>強百裂脚のコンボを入れておけるようになると便利。

 

ドライブインパクトパニカン>アシスト強2段(打ち上げまで)>J2中K×2>空中強百裂脚(空中236強)

 インパクトパニカンのダメージ重視の基本。

 SA1を使う場合はJ2中K×3から入れよう。

 

 

ドライブインパクトパニカン>4強>構え弱(214攻撃ボタン→弱)>中スピニングバードキック(2タメ8中)

 上2つのコンボよりダメージは下がるが、ヒット後の状況が良いコンボ。

 まだ、中スピバをOPスピバにしてダメージアップの他、地上コンボなので地上ドライブラッシュコンボにも発展できる。

 起き攻め重視でいくか、ダメージ重視でいくかで使い分けよう。

 

 

ドライブラッシュコンボ

5弱>アシスト弱>ドライブラッシュ5弱>4強>構え弱(214攻撃ボタン→弱)>中スピニングバードキック(2タメ8中)

 小技からのドライブラッシュの基本形。

 

5弱>アシスト弱>ドライブラッシュ5弱>4強>構え強(214攻撃ボタン→強)>J2中>J2中>空中強百裂脚(空中236強)

 小技からのラッシュコンボのエリアル版。ダメージは中スピバより高い。

 ダメージ重視はこちら。

 

 

2中>ドライブラッシュ5中P>4強>構え弱(214攻撃ボタン→弱)>中スピニングバードキック(2タメ8中)

 中攻撃からのドライブラッシュ基本形。

 2中の代わりに4or6中は2中からも同様のコンボが可能。

 ドライブラッシュ5中が+5Fと大幅な有利のため、ドライブラッシュを入れ込んだから5中まで入れ込むことができる。

 

 

5中P>2中P>ODスピニングバードキック(2タメ8ボタン2個)>ドライブラッシュ5弱>構え中(214攻撃ボタン→中)>強天昇脚(22強)

 ODスピバからドライブラッシュ5弱で拾い直すおしゃれなコンボ。

 ODスピバまで入れたはいいがダメージを伸ばせばリーサルになる状況などで使う。

 とりあえず、ODスピバからもドライブラッシュでコンボを伸ばせることを覚えておこう。

 

 

2中>ドライブラッシュ5中P>4強>構え弱(214攻撃ボタン→弱)>ドライブラッシュ5中P>4強>強百裂脚>SA3

 バーンアウト上等のフルコンボ。リーサルコンボに使う。

 2中からでなくても各種中攻撃から同様のコンボが可能。

 SA3で締めているが、SAならどれでも入る。

 

 

5中P>2中P>ODスピニングバードキック(2タメ8ボタン2個)>ドライブラッシュ5弱>構え中(214攻撃ボタン→中)>ドライブラッシュ4強>構え中(214攻撃ボタン→中)>SA3

 ODスピバからのバーンアウト上等コンボ。

 上のコンボ同様でSAならなんでも入る。

 

 

 

カウンター関連

5弱カウンター以上>4 or 6中 or 2中~

 5弱のカウンターは中攻撃が繋がるので見逃さないようにしたい。

 

 

中覇山蹴(2SP)カウンター>5弱>アシスト弱>中百裂脚

 覇山蹴のカウンターヒット時。覇山蹴の当たる位置によってアシスト弱が入らないときもあり、そもそも5弱が入らないときもあるので見極めていこう。

 

 

5強カウンター>構え弱(214攻撃ボタン→弱)>中スピバ

 5強がカウンターだと構え弱が繋がる。

 単発確認は不可能なので入れ込みになるが、カウンターの時はリターンが増えることを覚えておきたいコンボ。

 ただし、5強をガードされいると割り込まれるため、当て勘(ここは当たるだろうという読み)が必要。

 

6強パニッシュカウンター>ドライブラッシュ4強>構え中(214攻撃ボタン→中)>強天昇脚

 6強の翼旋脚がパニカンした時のコンボ。

 近い位置ならドライブラッシュを省くことができるが、安定を求めるならドライブラッシュを挟んだほうが無難。

 ドライブラッシュ4強>構え中のループしてコンボを伸ばすことも可能なので、リーサルの時のために練習しておこう。

 

 

 モダン春麗には既に折れているため、更新はしばらく先。