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【GPUグリス交換】Gainward GeForce GTX 1650 D6 Ghostのグリス交換とファン清掃

お世話になりました!

 RTX3060tiのグラボと交換したGTX1650のグリスの交換とファンの清掃の記事になります。

 凝ったことはせず、ネジが簡単に外せるところだけを外して手入れしただけですが、グラボについても自分が知っていることを書き連ねれているので、グラボの知識について何かしらの参考になると幸いです。

 

 

Gainward GeForce® GTX 1650 D6 Ghostについて

kakaku.com

 このグラボは2021年5月頃に発売したグラボで、メーカーはGainwardになります。

 半導体大国である台湾のメーカーで、有名メーカーであるASUSMSIも台湾です。

 2021年のグラボというと既に3060などの3000番代が活躍していた時期ですが、コロナ禍による半導体の供給不足や、マイニングによる需要過多の時期で、ありとあらゆるグラボが枯渇していた時期です。

 そんな中、時勢を見かねてかGainwardが出してくれたGPUになります。

 1050番台が2016年に発売で、1650は2019年に発売しています。

 1050と1650は同じ50番代ですが、1650は3年後に出ているモデルのため、1050tiなどよりも性能が高いそうです。

 

 グラボの性能の判別については良い記事を作ってくれている方がいましたので、こちらの記事を御覧ください。

 「GTX1650」でざっくり説明すると、

「GTX」はブランド名(現在はRTXの名前が主流)、

「16」が世代、

「50」がグレードになります。

 数字が大きい方が凄い、と覚えておけば大丈夫です。

chimolog.co

 

 

グラボの選び方・見方

 ゲーマー視点になりますが、グレードの自分のイメージは

「50番台」はライトなゲーマー用 ※2Dドットゲームなどグラが重くないゲーム

「60番台」は主流のゲームをやるゲーマー用 ※FPS格闘ゲームなど

「70番台」は主流のゲームを最高画質に近づけてやるゲーマー用

「80番台」は主流のゲームを高画質の設定、かつ、高画質配信などを並行するゲーマー用

「90番台」は現代における全てのゲームの可能性を実現させるゲーマー用

 で、見ています。

※ちょっと極端な見方です。画質を落とせば60番台でもゲーム配信は可能です。

 

 実際には画質さえ落とせば現行のゲームも「50番台」でもプレイはできます。

 また、1650の様に1000番代のグレードの中で後継モデルが出るパターンもあり、こういった場合は「60番台」に近づく性能になります。

 グラボはゲーム性能に直結するパーツなので、BTOパソコンを初めて買う方は買おうと思っているパソコンにどんなグラボが積まれているかも注目しましょう。

 また、ゲーマーが実際にパソコンを買う時は、BTO・自作問わずにゲームの推奨スペックとグラボの性能を比較するところから始めましょう。

 

 

GTX1650はどうだったか?

 自分的には素晴らしいグラボだったと思います。

 低画質設定とは言えスト6を動かしてくれ、FPSゲームであるB4Bを(DLSSを使ったとは言え)満足にプレイさせてくれました。

 また、デュアルモニター環境でも不足なく働いてくれたので、頼れるグラボでした。

デュアルディスプレイ(パソコンのモニターを二枚に増やす)は、ある程度グラボのパワーがないとできませんが、GTX1650はデュアルディスプレイ環境を維持しつつ、十二分にゲームをさせてくれました。

 

 スト6に限っては本当にギリギリのギリギリだっと思いますが、60FPSで対戦させてくれたことにただただ感謝です。

 

 

 

功労グラボをねぎらう意味を込めてグリス交換

 というわけで、十二分に働いてくれたGTX1650のグラボを交換します。

 

 もしかしたらグラボのグリス交換のやり方を見に来てくれている方がいるかもしれないので、最初に注意事項を申し上げます。

 

 グラボのグリス交換は保証対象外になりますので、保証内で行うのはやめましょう。

 

 このGTX1650は保証期間が一年なのでとっくに保証外なのでグリス交換を行いますが、グラボはものによっては2年や3年の保証を付けてくれているものもあります。

 封印シールを剥がしてのメンテになるので、保証内のグラボのグリス交換は止めておいた方が無難です。

 中古も同様で、中古の保証期間内は止めておいたほうが良いでしょう。

 また、グラボのみならずパソコン製品はデリケートなものばかりです。月並みの言葉で申し訳ないですが、分解は自己責任でやりましょう。

 

 

バラす前の全体チェック

 バラす前に全体を軽くチェックします。

 写真だとわかりにくいですが、ファンや裏面にはそこそこ埃が付いてます。また、PCIスロットに付ける金具(ブラケット)もクスミがあります。

 裏の基盤はエアダスターで埃を飛ばす程度ですが、ファンと金具はそこそこ入念に手入れする予定です。

 

封印シール

 基盤の封印シールです。保証内のグラボはこのシールドが外れていると保証外です。ご注意ください。

 

 

精密ドライバーでネジを外す

 ブラケット部分の金具を外します。Gainward GeForce GTX 1650 D6 Ghostは小さめのグラボということもあり、外すネジは10個ほどです。

 10個の中でブラケット部分を止めているのは二個なので、この二個を外せばブラケットは簡単にとれます。

ブラケットとファンカバーは一緒に止まっていました

 全体写真の撮り忘れてしまって申し訳ないの限りですが、ブラケットを固定していたネジ2本と、反対の端の2本を外せばケースカバーはとれます。

 青丸の部分はケースファン、赤丸の部分がヒートシンクの固定ネジでした。

 青丸のネジと赤丸のネジの規格は違いますが、同じドライバーで外せます。

 

 ケースファンのみ外したのがこちら↓

 本当は電源ケーブルも抜いて手入れをしたかったのですが、半端なく硬かったので諦めました。

 グラボのグリス交換の記事や動画を見る限り、電源の部分が難いのはあるあるみたいです。

 この状態でもグリス交換はできるのでこの状態でやります。

 

 

ヒートシンクを外してGPUとご対面

 グリスが付いた状態ですが、GPUチップを初めてみました。

「こいつが俺のゲーム体験を支えてくれてたのか…」と思うと、感慨深いものがあります。

 グリスはカピカピではあったのですが、想像していたよりは乾いていなかったのに驚きです。

 ヒートシンクもスムーズに外れたので、くっついてもいなかったです。

 かなりいいグリスを使ってくれていたのか、そもそも発熱が抑え気味のグラボだからそこまで乾かなかったのか。

 両方かもしれないですね。

 

 GPUチップについたグリスと、ヒートシンクに付いたグリスをアルコールティッシュで拭き取っていきます。

 NVIDIAの名前は入ってますが、1650という表記は無いみたいです。

 GPUチップの端っこに付いたグリスは爪楊枝でコリコリ取っていきます。

 この辺は家の清掃同様でこだわりすぎると沼なので、ある程度取れたらヨシとします。

 

 

今回のグリスはSMZ-01R

 今回のグリスは先日秋葉原で買った「SMZ-01R」の1g。TSUKUMOで715円でした。

 液体窒素おじさんで親しまれる「清水貴裕」さんと親若産業のコラボ商品です。オーバークロックに特化と書いてありますが、オーバークロックしなくても品質の良いグリスとして人気です。

 CPUグリスは他にもいろいろありますが、知名度の高いもので見た目が気に入ったもので問題ないと思います。

※最近だとイチゴの香りのグリスがあるみたいです。よく企画通したな……!

 

 通販だと送料がかかってしまいますので、可能なら近くの店舗で買いましょう。

 

 繰り返しになりますが、「SMZ-01R」を特別推したいわけでもないです。

 普段見ているYoutuberさんのおすすめがあったら、大抵のグリスは問題ないはずです。

 1gという容量は大体CPU二個分(薄く延ばせば3個分)ほどの容量なので、頻繁に変えるわけでないのでしたら、失敗を込みしたとしても1gで十分だと思います。

 

 塗っていきます。

付けすぎた……

 完全に付けすぎたので、容量を減らす意味を込めてグリスを伸ばしました。

 1650のGPUチップが大して大きくないので、実際は写真の半分程度で良いと思います。

※結構取り除いたので、完全に勿体ないだけになりました……

 グリスを塗ったら乾いてしまう前にヒートシンクを戻してネジ止めします。

 

 

グリス交換後に各所の清掃

 無事にグリス交換を終え、ヒートシンクも付けたので各所の清掃をしていきます。

 まず、HDMIとdisplayポートの接続部分の清掃。

 白錆びっぽいのが浮いていたので、アルコールを付けた綿棒で磨きました。

 左が清掃前、右が清掃後です。写真だと見えにくいと思いますが、一応取れてます。

 電化製品の白錆は、洗剤ぶっかけるわけにもいかないので磨くほかないのですが、綿棒でも思ったよりは取れましたね。

 軽度の白錆びだったのだと思います。

 

 次のファンの手入れをします。このあたりで力尽きかけてたので写真が少なめです。ごめんなさい。

 ファンは表面はそうでもなかったのですが、裏面は結構埃が付いてました。

 水でもぶっかけられれば楽なのですが、そういうわけにもいかないので清掃します。

 ファンのプロベラだけ外して綺麗にしていきます。

 写真がブレてて申し訳ない……。

 ファンの固定はねじ3個です。裏でケーブルが繋がっているため、ケーブルを外さないと完全分離はできないのですが、電源ケーブルがついている状態でも裏側の清掃はできるので特に外さずに行いました。

 写真を撮り忘れてしまったのですが、きれいになってます!

 

 

動作も問題なく終了

 写真が無くてごめんなさい……。

 清掃した後に、ヒートシンク、ケースファンをねじ止めして、パソコンにつけて動作チェックしました。

 特に問題なく動き、映像の出力も問題ありませんでした。

 スト6ベンチも回しました。問題なかったです。

 

 というわけで、【Gainward GeForce GTX 1650 D6 Ghost】の手入れは終了です。

 ガチでメンテするならサーマルパッドも変えた方が良いらしいのですが、サーマルパッド……高いんですよね……。

 ですが、このGTX1650はマイニングには使っていないので、サーマルパッドのダメージも軽微です。

 こいつは今使っているRTX3060tiの動作に問題なさそうなら、3060tiの保証が切れた時に売りに出そうと思います。

 今までありがとうGTX1650!本当にありがとう!!