日夜、Xで盛んに行われているプレゼントキャンペーン。BTOショップであるマウスコンピューターからもポストが有り、どうせ当たりはしないですが応募しました。
そして、マウスコンピューターへのゲーミングPCを応募した事さえ忘れた頃、X(旧Twitter)でマウスコンピューターよりゲーミングPCの懸賞当選DMが来ました。
初めは詐欺を疑いました。そりゃあ、そうでしょう?本当に当たるなんて思わないでしょう。7万リポスト以上あるんですよ?どんな確率ですか?
そもそもこういうのは「インフルエンサー」や「パソコン系Youtuber」など、影響力のある人に送るべきで、少なくともスーパー弱小のそのへんにいるYoutubeチャンネルである自分のところに来るなんて夢にも思いませんでした。
企業的には自社製品をタダで送ることにメリットは薄いでしょうから、懸賞のパソコンをサクラに送っていたと何ら不思議ではありませんし、それならそれで「まあ、そうよな」と納得もできます。
なので、バッチリ黄色認証の「マウスコンピューターゲーミング」の名前を見ても半信半疑でした。
たがしかし、
「もしかしたらワンチャン…?」
の可能性もある……ということで、個人情報を送信するのに躊躇いはありませんでした。
数回のやりとりを経て「どうやら本当に当たったっぽいぞ…?」と疑惑は晴れていき、そして遂に……
こんな、縁もゆかりも、マウスの製品を一回すら買ったこともない無い雑魚ゲーマーにパソコンを送ってくださるとは……。正直、今でも信じられない気持ちです……。
いや、だが、しかし、目の前に商品がある!ならば!せっかくなので!
マウスコンピューターさん……いえ、マウスコンピューター様より頂いたゲーミングPC『NEXTGEAR JG-A7G6T』についてアレコレ語ります。
※今回の記事ではベンチマークなどはやりません。ごめんなさい。ベンチマークの数字を求めて来てくれた方は、レビュー・検証してくれているYoutubeチャンネルの動画があるのでそちらを是非御覧ください。
『すけこむの動画』さん:コスパでゲーミングPCを選ぶなら前世代のRyzenがおすすめ!NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイトモデル)をレビュー
ゲーミングPCチャンネルさん:👉詳細&リンク👈NEXTGEAR JG-A7G6T(オーロラコレクションセット)【人気ゲーミングPC復活😇】
- そもそもマウスコンピューターとは?
- 今回当選したゲーミングPC『NEXTGEAR JG-A7G6T』
- 『中身チェック!』
- 『構成パーツについて』
- マウスコンピューターって何が良いの?
- マウスコンピューターも欠点がないわけではない
- マウスコンピューター最高!
※この記事の作成者はマウスコンピューター様からパソコンを貰っているという視点を忘れずにお読みください。
そもそもマウスコンピューターとは?
ロゴがダサいロゴに愛嬌のあるBTO(Build To Order)パソコンのショップの一つです。
※Build To Orderは日本語で受注生産という意味で、注文を受けてから作成するパソコンの売り方の一つです。
昨今のゲーミングPCブームのおかげでBTOパソコンを扱う店舗・会社も増えた中で、マウスコンピューターは老舗ショップの一つになります。
TVCMなどの広告も多いため、パソコンに興味がない人でも聞いたことぐらいはあると思います。親会社である株式会社MCJはプライム市場に上場もしている大企業です。
初心者向けのBTOメーカーとして有名で、ゲーミングPCに限らず初めてBTOパソコン購入を検討している方にオススメしやすいショップになっています。
展開しているブランドも多く、一般向けからクリエイター向けパソコンのブランドまで取り扱っています。また、近年は「iiyama」ブランドでモニター販売にも力を入れています。
今回当選したゲーミングPC『NEXTGEAR JG-A7G6T』
今回マウスコンピューター様より頂戴したパソコンは『NEXTGEAR JG-A7G6T』。
同じ様な型番が多いのですが、今回の奴は209,800円(2,014年12月現在)のやつです。
スペックは
CPU:AMD Ryzen7 7700
CPUクーラー:240mm簡易水冷クーラー
グラフィックボード:RTX4060ti
メモリ:8GB×2の16GB
ストレージ:NVMe接続M.2 SSD 1TB
電源ユニット:750W 80+Bronz
パソコンケース:NEXTGEARブラックミニタワーケース
2024年12月13日現在の値段は209,800円で、搭載グラボがRTX4060tiなので、ミドルクラスの上位モデルという形のちょいつよのパソコンって感じです。
RTX4060はモンハンワイルズの推奨環境(画質中設定)を満たすため、FHD環境の中設定で遊ぶには余裕のスペックになります。※多分…。
自分が今使っているRTX3060tiがモンハンワイルズOBTの画質中設定で遊べたため、RTX4060tiであればモンハンワイルズFHD画質なら高設定、WQHDなら中設定でもいけるかもしれないスペックです。
モンハンワイルズをプレイする分には問題なく、中画質設定なら配信もこなせるスペックと見ています。
※4K画質でのプレイは絶対無理。様々なYoutube動画の検証で4Kはキツイというベンチマーク結果が出ています。
動画編集の視点だとFHDの編集・エンコードは問題ない筈で、ワンチャンWQHDぐらいのなら編集可能かもしれません。
Youtubeの「すけこむの動画」さんでレビュー・検証してくれているます。複数ゲームでベンチマークテストも行ってくれているので、気になっている方はこちらの動画を是非見ましょう。
また、オーロラコレクションセットというキーボードやマウスがセットになっているものもあります。こちらもYoutubeの『ゲーミングPCチャンネル』さんレビューしてくれてます。組み立ての仕方から紹介してくれている丁寧な動画なので、是非御覧ください。
今回いただいた『NEXTGEAR JG-A7G6T』は「つよつよパソコン!」と呼べるほどハイスペックのものではないですが、Xでの懸賞の謳い文句であった『3年分プレゼント!』の表題は嘘ではないと思っています。
202年12月に発売したRTX3060tiが今でも現役で使えていますので、少なくともFHD環境でのゲームプレイであれば、3年どころか5年ぐらいはいけると思います。
※とはいえ、RTX4060tiはRTX3060tiの純粋上位互換とは言い難いので、4060tiでは噛み合わないゲームがゲームは出てくる可能性はあります。この辺りは後述します。
『中身チェック!』
中を見ていきます。
パソコンパーツの他の付属品は「保証書」「スターターガイド」「サポートマニュアル」。
3年分の保証書が付いています。
……え?貰い物なのに保証付くの?ということでサポートセンターに聞いてみました。
阿須「すいません。Xの検証でパソコンを貰ったのですが、保証なんて付かないですよね?」
サポセンの方「珍しいお問い合わせですね…少々お待ちください」
数分後……
サポセンの方「保証付きます」
阿須「マジで!?!?」
というわけで、保証も有効です。マウスコンピューター様、太っ腹すぎる……。
ユーザー登録などで得られるサポート恩恵も問題なく受けていいとの事です。
※今更ですがレビュー許可も頂いてます。『レビューの際は消費者庁の「景品表示法とステルスマーケティング~事例で分かるステルスマーケティング告示ガイドブック~」などのガイドラインを参考にして、適切な表示方法を確認をお願いします。』とのご指示もいただいています。
NEXTGEARのケースはサイドガラスなので中身が見えます。
届いてきてびっくりしたのですが、なんとケースファンがLEDタイプ(ファンが光る)ですね。びっくり。
ファンを光らせるかはオプションなので、標準だと光らないのですが光るタイプをいただけたことですね。
図らずも光るパソコンデビュー。
『構成パーツについて』
・CPU:Ryzen7 7700
CPUは『AMD Ryzen7 7700』。ベースクロック3.8GHzで、PCIe5.0に対応しているモデルです。2024年ではの『Ryzen7 9700X『や『Ryzen9 9900X『などが出ているため、世代的には一つ前になります。
Ryzen7000シリーズのX付きは爆熱すぎてヤバくない?
と有名ですが、『Ryzen7 7700』はTDPが65Wと低く、非常に扱いやすいCPUです。
※まあ、それでも他の7000シリーズと一緒で最高温度は95度と高くなってますが……。
上位のモデルに『Ryzen7 7700X』があるのですが、なんと現状は値段差がほぼ無いです。これは流石にびっくり……。TDPの低さが人気の理由だと思います。
『Ryzen7 7700』は性能もryzen7 5700Xより上とのベンチマークテストも出ているため、BTOパソコンに限らず自作でもオススメのCPU……
なんですが、
最新のCPUであるRyzen7 9700Xとの差が1万円も開いていないため、今個別で買うならRyzen7 9700Xを押したいです。
※2024年12月13日現在、7700は54,000円ぐらい、7700Xは59,700円、9700Xは62,000円。
AMD系の有名なYoutuberである「gradeon」さんがベンチマークレビューしてくれているので、AM5ソケットのCPUを購入検討をしている方は購入前に御覧ください。
アフィリエイトリンクを貼らせていただきますが、パソコンパーツは普段使っているところで買いましょう。また、電化製品はある程度値段が増しても信頼の置ける店舗で買うのがベターです。
※リンク先はドスパラになります
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・CPUクーラー:240mm簡易水冷クーラー
120mmファンが2つ付いている240mmラジエーター(放熱器)が付いているタイプです。
こちらもファンがLEDタイプですので光りますが、メーカーロゴが見受けられないためどこのメーカーの作品化はわかりません。※少なくとも私は調べる手段を知りません。
『NEXTGEAR JG-A7G6T』の見所は簡易水冷クーラーであることです。
水冷クーラーは空冷クーラーに比べて寿命が~、とか、故障のリスクが~、とか言われていますが、発熱するものを冷やすのは空冷より水冷の方が優秀なのは自動車が証明しているので、冷却性能という意味では水冷は頼りになるクーラーだと思っています。
正直Ryzen7 7700ならば空冷クーラーでも十分なのですが、もし、上位モデルのCPUに換装することを考えると新たにクーラーにお金をかけなくても済みます。
自分は今まで空冷クーラーしか使用したことはないため、自分で買う前に簡易水冷クーラーデビューとなりました…。
今回使われているRyzen7 7700にはAMD Wraith Prismクーラー(リテールクーラー)が付属していますが、Wraith Prismクーラーは冷却性能はそこそこ高いですが、動作音が気になると言われているので、予算が許すならWraith Prismクーラー以外を使いたいのが本音です。
ですが、水冷は空冷に比べると動作音が気になることが多いそうです。実際、BTOメーカーのSycom(サイコム) のオリジナルブランド「Silent Master」シリーズは、究極の静音性を謳っているシリーズですが、Noctuaの空冷で統一されています。
組み合わせるパーツによって空冷にすべきか水冷にすべきかは変わりますが、ミドル寄りのハイぐらいまでだったら空冷の方が静音性は出せるということでしょう。
余談ですが、空冷と水冷の違いはオーバークロッカーとして有名な『清水貴裕』さんの動画で詳しく検証してくれています。CPUクーラーについての初歩的な知識が欲しい方は是非見ましょう。
・マザーボード:Micro-ATX A620チップセット(AM5ソケット)
みんな大好き!ASRock製で、AM5ソケットの廉価版であるMicro-ATX規格(マザーボードの大きさ)のマザーボードです。A620はマザーボードのグレードとしては一番下です。オーバークロックができないタイプで、Micro-ATXと小さい規格のため拡張性も無いです。
恐らく『A620M-HDV/M.2』が基になっています。『A620M-HDV/M.2』は『A620M-HDV/M.2+』という後継機がでているため、今は個別でこいつを買うことはないでしょう。
メモリスロットは2枚で増設は不可。USBインターフェイスも3.0(5G)はありますが、3.1は付いていません。
PCIeスロット(グラボ刺したり、サウンドカードやUSBスロット追加したりするスロット)の空きはあるのですが、グラボの大きさで一つ使えないため、増設は1個になります。
また、M.2スロットが1個しかないタイプなので、M.2の増設もできません。
SATAスロットは空いているので、SATA接続のものは増設可能だと思います。
廉価版マザーなので、一度組んだら基本増設は考えないタイプですので、良くも悪くもBTOのマザーボードという感じです。
自分が前に使っていたのがATX規格のB550のため、拡張性という意味では少し物足りなくなった形なので、正直B650Mが欲しかった!というのが本音です。貰い物で文句言うなって話ですよね…すいません。
保証期間内で内部をいじくり回すと保証が外れるリスクがあるため、B650Mに変更するにしても保証期間が切れた後になると思います。BTOパソコンは保証期間を無視するのは非常にナンセンスです。
廉価版マザボのため、Micro-ATX規格なら10,000円を切っているものもあります。今だとドスパラが安く出してくれていますね。
自作PCだと真っ先に予算を削られがちなマザーボードですが、一応マザーボードの性能差でスペックの性能差は出ます。各パーツに電気を通す大本(マザー)なので、当たり前といえば当たり前ですが。
拡張性を置いておいたとしても、IntelでもAMDでも可能なら接頭辞がBのものが無難なのは間違いないです。予算次第ですが、個別で組む場合はM650をオススメします。
ASRockは価格を抑えてくれる良いメーカーですが、『A620M-HDV/M.2+』もメモリスロットが2個しかないのでオススメはし難いです。
マザーボードは使う使わないに限らずメモリスロットが4個合ったほうが良いと思いますので、マザーボード単品で買う場合は、今では少し高いですがメモリスロット4個のものをオススメします。
予算が許すならB650がオススメ。
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・グラフィックボード:RTX4060ti
ゲーミングPCの必需品であるグラフィックボード(グラボ)はRTX4060tiとなります。ミドルクラスとして定番のRTX4060より上のグラボのため、FHD環境のゲームでは余裕を持ってプレイできると言われているグラボです。
VRAMが8Gのものと16Gのものがあり、今回頂いたパソコンのは8Gのものになります。メーカー表示がないので、どこ製か分からないグラボです。通電させたら調べてみようと思います。
RTX4060tiは名機と言われたRTX3060tiの後継機ではありますが、メモリバス幅の狭さ(GPUとVRAM間の通り幅)の小ささがネックとなっており、発売から今日まで評価が微妙です。
「RTX4060を買うか?それともちょっと奮発してRTX4060tiにするか?」という二択には上がると思いますが、「3060tiから順当に進化させて4060tiにするか!」という視点だと、少々微妙なのではないかと言われているのが現状です。
※ですが、RTX4000番代の売りは、最新の技術であるDLSS3.5(ゲームのFPSや画質の向上テクノロジー)が使えることが最大の長所のため、3060tiから4060tiにするのが無駄な訳では無いです。
RTX4060とRTX4060tiで比較検証してくれていると『みちん工房』さんの動画も是非どうぞ。
微妙な評価を受けるRTX4060tiですが、現行ではRTX4070との価格の開きが大きいため、「RTX4070は積めないけど、4060だと不安だなぁ」というユーザーに向けた商品なっていると思います。
評価がイマイチだからか、それとも売れてないのか、現在のBTOの主力グラボとして打ち出しているBTOメーカーが多い印象です。余ってるんですかね…?
※RTX3060tiは人気すぎて、付けてくれるBTOは少なかった印象です……。
RTX4060tiの対抗馬はAMD RadeonのRX7700XTになります。Intel Arc?知らない子ですね…。
RX7700XTは値段的には4060tiと同程度か、RX7700XTの方が数千円高いです。ですが、ゲーム性能としてはRX7700XTの方が上というベンチマーク結果を出している動画が多いです。
RadeonはGeForceに比べるとレイトレーシング機能(影や光の表現)や、生成AI関連の機能が弱いのは事実ですが、レイトレーシング表現以外のゲーム性能はRadeonの方が上、というゲームもちらほら出てきました。
また、PS5(PS5 proを含める)はAMDプロセッサーで構築されています。そのため、「AMD製のグラボなんて信用できないぜ!」というのは「PS5なんて信用できないぜ!」と言っているのと同じのため、注意しましょう。
AMD RadeonがNvidia Geforceに劣るという時代は終わりました。選択肢が増えるのは有り難い限りですね。
RTX4060tiは現在BTOメーカーに買い漁られたのか品薄気味で、大体のショップで6万を越えてしまっています。※2024年12月現在。
ミドルグラボで6万越えはちょっとなぁ、という感じはしますので値下げを待ちたいところですが、近年のグラボの価格が下がらないことを見る限り待ってても5万を下回ることはなさそうではあります。
今なお生き残っているRTX2000番代のユーザーは、さすがに買い替えが視野に入ると思うのでどこかで踏ん切りつけて買う必要はあるでしょう。
値段と性能が同じようならGeForceを選ぶユーザーは多いと思いますが、値段と用途次第ではRadeonもグラボの選択肢としては魅力的な時代になったのは覚えておきましょう。
特に、ゲーム性能はRTX4060ti寄り上のRX7700XTが7万を切っているところもでているため、予算次第では有りだと思います。
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RTX4060tiとRX7700XTの比較レビューをしてくれている『FPSおじさん』が検証動画を上げてくれているので、是非見ましょう。
・メモリ:DDR5 5200 8GB×2の16GB
メモリは今流行りのヒートシンクが被っているメモリ……ではなく、昔馴染みの裸メモリですね。まあ、メモリのヒートシンクは見た目へのこだわり的な部分なあるので要らないとは思っています。
AM5ソケットのマザーボードなのでDDR5規格のメモリです。メモリは8G×2なので、前のパソコンに比べると下がりました。積み替えようにも前のパソコンとメモリの規格が違うので積み替えられません……。
また、スロットも空いてないので、メモリを変えたい場合は16G×2を買ってくるしか無いです。このあたりの拡張性の低さが、MicroATX規格のA620の弱さでもありますね。
ゲームするだけなら問題ないのですが、動画編集の事を考えると足りないかもなぁ、と危惧しています。
これもグラボ同様で通電させるまでどこ製か分からないのですが、
・ストレージ:NVMe接続M.2 SSD 1TB
前のM.2 SSDが500GBだったため、1TBになって嬉しい楽しいありがたいという感じです。ストレージなんてなんぼ大きくても困らないですからね。
ですが、このケースはベイが2.5シャドウベイのみのため、3.5HDDを増設することができません。
「今どき3.5HDDなんて内蔵しないだろw 3.5HDDを使うにしてもNASか外付けw」と仰る方もいるかもしれませんが、2024年でも予算を抑えて容量を増やしたいときには心強い選択肢だと思います。
動画編集は素材を増やしたり消したり、という作業が頻繁になるのため、耐用年数も重要になります。SSDの書き込み制限による寿命を気にすると、QLC NAND(安いけど書き込み限度数が低い作りのもの)にするのは抵抗があるので、予算が抑えられません。
制作した動画を取っておこうとしてもガンガン容量を食うので、内蔵HDD使いたかったなぁ、という気持ちはありました。なら外付け使えよ、って話ではありますけどね…。
・電源ユニット:750W 80+Bronz
電源はまごうことなき純粋強化になりました。正直、この構成だと650Wでも十分だと思いますが、電源パワーは大きい方が良いのは間違いないので安心して使えます。
昔ながらの直付け方式のものになります。電源の予算を抑えようと思ったら、まだこのタイプを使わざるを得ないのでそうね。マウスコンピューター様の組み立て担当の方、本当にありがとうございます。
自作で組むのならば、もう嫌ですけどね直付け……。
NEXTGEARはこの電源パワーに収まるようにブランド展開をしているのかもしれませんね。
NEXTGEARの最上位モデルであろう『NEXTGEAR JG-A7G7A』の電源も750Wのため、もしかしたらケースと電源はセットで発注している可能性もあります。そうだとすると、ケースと電源は切り離せない部分なのかもしれません。
※自分がいただいた構成なら750Wで十分ですが、ハイスペックモデルの方だと750Wだと「もうちょっと電源パワー欲しいかも…」というスペックになります。
自作で組む場合はCPUとグラボを決めてから電源容量を見定める事が多いですが、NEXTGEARは逆で「今展開しているケースと電源のセットで生産して、このセットの範囲内で組めるパーツでBTOパソコンを組もう」と皮から決めたのかもしれません。
・パソコンケース:NEXTGEARブラックミニタワーケース
NEXTGEARの黒ボディタイプのケース。側面サイドガラスの今風らしいデザインになっています。今回頂いのは黒ボディですが、白ボディのバージョンも売っています。
3.5ベイは付いておらず、裏面に2.5シャドウベイ×2のみ付いています。シャドウベイは縦付けタイプです。
MicroATX用ケース……と、思いきや、ATXが付けられそうなソケットがありました。
ATXマザボがいけたなぁ!と思っていたのですが、ワンチャンいけそうなのでこれは嬉しい誤算でした。3年後(保証が終わったら)にATXマザーボードを付けられそうです。
NEXTGEARが公式でATXを積んだマザボを付けてくれたら確定で付けられることになりそうです。マウスコンピューター様、是非お願いします!
もしかしたらこのケースを売り出したくてNEXTGEARを展開したのかも?と思っています。自分は今までパソコンケースはこだわったことなかったのですが、こうやってカッコいいケースの実物を見てしまうと次からも欲を出したケースを求めてしまいそうです。
NEXTGEARは現行AMD CPUのみ展開
NEXTGEARはゲーム向けのコスパ重視パソコンと売り出しているためか、現在はAMD CPUのみの展開になっています。恐らくIntel CPUまで導入してしまうと、電源のパワーが足りない構成も出てくるんだと思います。
AMD CPUがIntel CPUの後塵を拝していた時代はとっくに終わり、X3Dの登場によりコスパ重視どころか性能面でもIntel CPUを凌駕している物もあります。
ゲーム性能ではAMD、という意見も多いため、『ゲームを楽しむ、すべての人に』という謳い文句はなんら偽り無いと感じています。
現状では、生成AIやAdobe製品との相性では長年一緒にやってきたIntelに軍配が上がるのは否めないですが、これも時間の問題かなとも思っています。
「Adobe製品の使用も全然Radeonでも既に問題ない」という検証動画も多く見られます。
長年マウスコンピューターを支えてきたG-Tuneは『ハイスペックゲーミングブランド』と売り出すようになりました。性能重視のユーザーはG-Tune、コスパ重視派NEXTGEARという分かりやすい形にしてくれたのは、消費者にとってはも嬉しいことだと思っています。
「自分はミドルスペックのゲーム向けパソコンで十分」という方はNEXTGEARを起点に、
「ちょっといいパソコン買っちゃうかぁ」という方はG-Tuneを起点に見ると分かりやすいと思います。
マウスコンピューターって何が良いの?
デフォルト3年保証は神
初心者向け、と紹介されることが多いメーカーですが、初心者に限らず万人にオススメできるメーカーだと思っています。
理由は3年保証です。正直これが一番大きい理由です。
BTOメーカーの保証は大体が1年で、追加料金で保証期間を伸ばすサービスが多いです。
パソコンの保証帰還については賛否有り、様々な考え方があると思います。
しかし、絶対的な条件としてパソコンに限らず電化製品の故障なんて誰にも予想することはできません。
BTOメーカーに限らず、電化製品を作る側からすれば、1年だって付けたくないのは本音でしょう。
でもそれでは売れないから、故障するかもしれないリスクを背負って保証を付けます。
その中で3年の保証を謳っているのは、マウスコンピューターの本気が伺えるサービスです。
また、無償保証だけでなく電話サポート窓口も設けているのは、流石の一言です。
サポートがあるのは当たり前かもしれないが、アフターサービス対応の良いという評判が多い
ドスパラしかり、TSUKUMOしかりで、有名で息の長いお店は大なり小なり批判レビューはあるものですが、マウスのアフターサービスの良さは昔から有名です。
もちろん探せば出てはきますが、個人的にはドスパラやTSUKUMOよりかは少ない印象です。TVCMを打てるほどの規模がある会社なのに、BBSなどでも批判が少ないのは逆に怖かったぐらいです。
近年で言えば、BTOパソコンを売る会社が増えてきたのでマウスコンピューターの需要が減ったのかもしれません。売上は下がるでしょうが、コールセンターが必要以上に圧迫されないはずなので、余裕が出てきたからこそ3年の保証も打てた、と思ったりもしています。
「とりあえずこれ3年使っとけ」というモデルを複数用意してくれているのは、有り難いと思います。
外部デバイスの種類が豊富
『NEXTGEAR』のカスタマイズラインナップを見て驚いたのが、マウスやキーボードといった外部入力端子を追加で注文できることです。
この種類が非常に豊富で、さすがは大手マウスコンピューター!と素直に感嘆しました。
まあでもちょっと割高なんで、安く済ませるなら別々に買うようにしたほうがいいです。
ただ、まとめて注文できる仕組みは凄いなって思います。割高といっても物によっては1,000円ぐらいで済むので、他所で安いの探す手間を省きたいという人には良いかもしれません。まあ、自分は探しますが…。
『iiyama』ブランドのモニターもセットで購入できます。保証は各メーカー準拠になるので3年保証の中には入らないようですが、マウスコンピューターから買ったことには間違いないので、これらの製品については電話サポートを受けられる、と考えると、ある意味では安心料として見れるかもしれません。
さすがに、自分たちで売った商品なので、「そのメーカーのことは知ーらない」とはならないと思います。流石にね…?
マウスコンピューターも欠点がないわけではない
国内生産はどうでもよく、拡張性の少なさは事実ではある
マウスコンピューターは国内生産を謳っていますが、このあたり正直どうでもいいといえばどうでもいいです要素です。
そもそも、パソコンの中の各パーツで国内生産のものはほとんど無いため、マウスコンピューターの謳う国内生産は正確には『海外から集めたパーツを国内で組み立てている』が正しいと思います。
※電源ユニットやメモリは国内製造の可能性はありますが。
Youtubeに紹介されるようなBTOメーカーで国内生産でない所はないと思います。
国内組み立てだろうが海外組み立てだろうが、組み込んであるパソコンパーツの信頼性が良く、運ぶ最中に壊れないのであれば、どちらでも良いというのはパソコンユーザーの本音ではないでしょうか?
また、マウスコンピューターは他のBTOメーカーと比較すると、内部パーツの拡張性の少なさはあります。拡張性がなくともラインナップが豊富なので、気にならないと言えば気にならないです。
拡張性の無さは使っているケースの制限もあるでしょう。賞品でいただいた『NEXTGEAR JG-A7G6T』でいえば、マザーボードが変更できないのはケース側の事情だと思います。※M-ATXが限界。
CPUクーラーが変更できないのも、これ以上大きいラジエーターが積めないと思いますし、大きめのサイドフロー型の空冷クーラーも積めないのではないかと思います。
また、ストレージも2.5シャドウベイしかなく、3.5HDDが積めないので安価なストレージ増設も見込めないで除外しているのでそう。
※まあ、2.5 SSDの追加がないのは不思議ではありますが……。
そもそもNEXTGEARが最高のコストパフォーマンスを謳っているブランドのため、「今あるゲームを動かすのに必要なスペックを必要最低限揃えた」という面があると思います。
その証拠に、現行ではCPUの選択肢はAMD Ryzenしかなく、割高になりがちなIntelは省かれています。マウスコンピューターが他店と価格対抗するためのブランドなのでしょう。
もうちょっと細かいカスタマイズしたりしたければ、G-Tuneで買ってくれ、ということなのでしょうね。
安い買い物ではないので、よくよく吟味して選びたいですね。うんと悩んで、しっかり選んで買いましょう。
マウスコンピューター最高!
こんなに素敵なプレゼントをいただいてしまったので、向こう3年はマウスコンピューター信者として生きる所存です。次のモニターもiiyamaから買います。MSIモニターがお気に入りでしたが、向こう3年は見向きもしないことをお約束します。
今回の記事は『マウスコンピューターパソコン貰ったぜ!やった!』という自慢記事でしたが、もし、マウスコンピューターにしようか迷っている人が見てくださったのなら、私から言えるのは『保証にどこまでの価値を付けられるかどうか』で決めていただけると良いと思います。
BTOのパソコンの最大のメリットは保証、といって全然過言ではないので、この保証にどこまで重きをおけるかで判断しましょう。
値段を抑えたいのであれば、同等の性能でマウスコンピューターより安いBTOはあります。『BTOパソコン Ryzen7 7700 RTX4060ti』などで検索すれば出てきます。
昨今はレビュー動画はたくさんあるので、Youtubuを漁るのも良いと思います。
「保証は3年ほしいけど、予算が足りない…」という方は、RTX4060のモデルにするか、そもそもパソコン購入を一旦見送りましょう。
何が目的なゲーミングPCが欲しいかによりますが、ゲームがしたい、という理由であればPS5 proを買ったほうが安く済みます。予算が20万近くあるなら、PS5 pro約12万+4Kゲーミングモニター約6万と買い揃えることも可能です。※4060tiは4Kは無理です。
『NEXTGEAR JG-A7G6T』はFHD環境のゲーマーにとって損はしない選択肢ですが、やるゲームによっては過剰な可能性もあります。
自身の環境によって見定めるべきですが、知識不足で見定められない場合はライブをやっているYoutuberに聞いてみるなりして、しっかり情報収集をしましょう。たとえ今買わなくても今後のための知識にもなりますので、楽しんで選びましょう。